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【小泉内閣支持率―朝日新聞社世論調査―】
 
小泉内閣2年、本社世論調査 「なんとなく」期待感 

 小泉内閣が発足して26日で2年。首相の在任日数は、ここ10年では橋本元首相に次ぎ、戦後27人中12位となる。「聖域なき構造改革」の旗を大胆に掲げ、永田町の旧習に挑戦する意気込みを見せた首相だが、改革の具体的な成果はまだ見えず、景気は低迷状態から抜け出せないでいる。しかし、朝日新聞社が19、20の両日実施した全国世論調査(電話)では、支持45%、不支持38%と支持が不支持を上回り、首相続投への期待感も少なくない。「成果がないのに下がらない」内閣の支持率をめぐるナゾに迫った。

 ○無党派層なお離れず

 発足後まもなく過去最高の84%を記録した小泉内閣の支持率は、田中真紀子外相更迭で大幅に下落したものの、昨年9月の北朝鮮訪問で持ち直し、今年になって4割台で推移している。

 有権者は、小泉首相のどこを評価しているのか。

 支持理由では、発足当初から3割前後の「政策の面」が田中氏の更迭以降減り、今回は11%。「なんとなく」「首相が小泉さん」が、合わせて理由の半数を占めた。

 支持理由がややあいまいなのに対し、不支持の理由は鮮明だ。最も多いのは「政策の面」で、田中氏更迭後にそれまでの1けたから2割台にはね上がり、訪朝直後に1割台になったのを除き、現在まで同水準が続いている。内閣の悪いところを聞くと、全体では「景気・雇用対策」が最多で、4割前後から5割を占めた。

 2年間の支持模様を見ると、田中氏更迭を節目に、首相の政治姿勢や経済政策に有権者の不満が噴き出したことが分かる。それでも、支持率に関しては、決定的な下降局面は迎えず、「粘り強さ」を発揮している。

 その力の源泉はどこにあるのか。カギは支持構造の中にあるようだ。

 今回の支持率45%は、政党支持層26%と無党派層19%で構成されている。政党支持層の中で自民支持層に限って内閣支持率をみると、7割台を保っている。

 これに対し、無党派層での支持率は今回36%で、全体の45%を下回った。発足直後に8割台を記録していたのに比べ、落ち込みが激しい。それでも最高で3割だった中曽根内閣、発足2年で2割を切った橋本内閣など歴代内閣の無党派層での支持率に比べれば、まだ高い水準を維持している。

 過去の自民党中心内閣に比べると、無党派層での支持が厚い。政権発足2年でなお、支持が不支持を上回る原動力になっているといえそうだ。

 ○対イラク「評価せず」

 小泉内閣がこの1年間に取り組んだ四つの事柄について、評価をたずねた。「評価する」が「評価しない」を上回ったのは、北朝鮮問題への対応と道路公団改革だ。デフレ不況対策とイラク戦争への対応では否定的な評価が多かった。

 北朝鮮問題では「評価する」が48%、「しない」は40%だった。首相が訪朝した後の昨年10月調査で、拉致問題について聞くと、「評価する」が7割に上っていた。核開発問題では打開に向け、米朝中3カ国の協議がようやく始まったが、拉致問題では、解決への道筋はなお見えない。こうした状況への有権者の複雑な視線がみてとれる。

 道路公団の改革では「評価する」45%、「しない」40%。昨年12月、道路公団の民営化に向け審議を進めてきた推進委員会は、土壇場で委員長が辞任するなど混乱。首相の意思が見えないとして、丸投げ手法などといわれた。ただ、評価した層での内閣支持率は59%で、全体の支持率(45%)を大きく上回った。

 一方、デフレ不況対策では77%が「評価しない」と否定的だ。長引く不況を反映し、経済政策への失望感は強い。ただ、「評価しない」と答えた層でも、内閣支持41%、不支持45%。全体の45%対38%に比べて不支持はやや多いが不支持一色ではない。

 イラク戦争の対応では「評価しない」54%と、「評価する」34%を上回った。

 これら四つの政策でみると、首相の経済運営への不満は高いが、デフレ対策を評価しない層での支持率は41%と全体(45%)と大きな差がなく、内閣不支持には直結していないようだ。

 構造改革が必要かどうかも聞いた。「必要だ」は73%にのぼり、昨年4月調査の79%に比べて、やや下がったものの依然、高い水準だ。

 ○10段階で4.9、ほぼ横ばい

  小泉内閣のこの1年の通信簿は10段階評価で平均4.9だった。昨年の4.7とあまり変わらず、昨年に続き、5が25%で最多だ。

 内閣支持層で、5.9。不支持層は3.7、無党派層は4.6だった。

 高評価層をみると、7以上では、自民支持が約半数から7割を占め、内閣支持率は9割近い。一方、3以下の層では、デフレ対策を9割が評価せず、7割以上が首相の感覚は国民から離れているとする。

 ただ、内閣不支持層での平均より低い3の層でも、小泉首相の続投について58%が、1年程度かそれ以上続けて欲しいと答えている。また過去の首相と比べて小泉首相は「良いほう」だと答えた人も57%あった。

 過去の首相に比べてよい点はどこか。6以上の層では「信念」が4割以上を占める。3〜5では「信念」は3割を切るが、代わって「人柄」が浮上する。

 ○働き盛りは否定が多数

  小泉首相は国民の感覚に近いか。「近い」は44%で、「そうは思わない」44%と並んだ。昨年4月調査は48%対43%で、今回とそれほど変わらないが、01年4月の内閣発足直後調査では、71%対15%で圧倒的に「近い」とする人が多かった。発足当時に比べ、距離感を感じる人が増えている。

 首相が「国民の感覚に近いと思わない」人は、働き盛りの30〜50代で多数派だ。

 国民の感覚に「近い」と答えた人について、01年4月から1年ごとの変化をみると、無党派層では68%→44%→40%と落ち込んでいる。自民支持層でも80%→68%→58%と落ちている。 (03/04/25 22:41)




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