 |
日本が提案している宇宙望遠鏡の想像図(NAOJ、ISAS提供) |
太陽系の外にある「第2の地球」探しに、国立天文台が来年4月から本格的に取り組む。太陽系外惑星探査プロジェクト室(室長=田村元秀・助教授)を開設し、研究開発と国際協力の窓口にする。口径3.5メートル級の日本独自の宇宙望遠鏡を10年後にも打ち上げる計画をすでに提案しており、「実現すれば、太陽系に近い数十個の星の周辺で地球型惑星が見える可能性がある」という。
太陽系外にある木星型の大きなガス惑星は、すでに約140個見つかっている。一方、生命が見つかるかもしれない岩石主体の地球型惑星は小さいため、今の観測技術で見つけるのは難しい。
欧米では、ハッブル望遠鏡を超える口径8メートル級の宇宙望遠鏡などの計画があるが、観測態勢を作るには多額の予算と国際協力が必要だ。
同天文台は、暗い天体を観測するために、明るい星を覆い隠す独自装置を確立。ハワイの「すばる望遠鏡」ですでに活用している。プロジェクト室の開設で、欧米と対等の立場で国際協力を進める態勢ができる。
観山正見・副台長は「将来の宇宙望遠鏡にもこの技術を生かし、人類史に残る観測に参加したい」という。