米航空宇宙局(NASA)は2日、土星の輪の温度分布を示す画像を公表した。探査機カッシーニが土星軌道に入った直後の7月1日に赤外線分光計で観測し、そのデータをもとに人工的に着色した。
輪の温度は、零下200度くらい(青)から同160度くらい(赤)まで、場所によってまちまち。緑色の部分は同180度ほどだという。
NASAによると、不透明な部分は冷たく、透き通っている部分ほど温かい。「土星の輪は場所によって光を通す度合いが違う。科学者が予想していた通りのデータだ」と説明している。 (09/04 07:24)