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宇宙でもブーメラン戻ってきた 土井さん実験

2008年03月20日21時05分

 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の土井隆雄さん(53)が、ブーメラン世界チャンピオンの栂井(とがい)靖弘さん(36)=大阪府大阪狭山市=から贈られたブーメランをISS内で投げる非公式の実験をした。ISS内には地上なみの大気圧があるが、無重力状態だ。日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入った連絡によると、土井さんが縦に投げたブーメランはちゃんと元に戻ってきたという。

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栂井さんが贈ったものと同型のブーメラン=19日午後、大阪府大阪狭山市で

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ISSの中でブーメランを手にする土井隆雄さん=米航空宇宙局(NASA)、宇宙機構提供

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栂井靖弘さん

 栂井さんは大の宇宙好きで「重力がなかったらブーメランはどう飛ぶのだろう」との疑問をもち続けてきた。06年7月、北海道で催されたブーメラン世界大会で優勝した。同年秋、知り合いを介して土井さんに会い、宇宙でのブーメラン実験を持ちかけ、快諾を得た。JAXA経由で、手づくりした直径20センチと13センチの3枚翼の紙ブーメラン計10個を贈ると、土井さんから「かっこいいデザインのブーメランをありがとう」とのメールが返ってきたという。

 ブーメランの断面は凸形をしていて、羽根の表裏で空気が流れる速度が異なり、揚力を生む。土井さんが日本時間で18日夕の自由時間に投げたブーメランは、揚力でカーブを描いて戻ってきたようだ。栂井さんは「詳しい状況を知りたいが、宇宙でもブーメランが戻ってくることがわかって大変にうれしい」。

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