現在位置:asahi.com>ニュース特集>宇宙探査>有人宇宙施設「きぼう」> 記事 50人のオーケストラ〜「きぼう」宇宙へ(3)2008年02月15日17時21分 日本実験棟「きぼう」を地上で支えるのは、宇宙航空研究開発機構・筑波宇宙センターの運用管制チームだ。総勢50人ほど。3交代で400キロ上空の軌道を見守る。管制室に休日はない。 これまで日本人がスペースシャトルに乗る時も、管制は常に米航空宇宙局(NASA)が担ってきた。有人飛行で日本側が管制をするのは、2月ごろ、「きぼう」の最初の部品である船内保管室が国際宇宙ステーション(ISS)に取りつけられる際が初めてだ。 管制チームのリーダーは、松浦真弓さん(42)。日本のこの分野にはまだ、NASAほど女性が多くない。86年に旧・宇宙開発事業団に入り、衛星やロケットを追跡する部署をへて、興味があったISSの担当に。以来10年近く準備してきた。 本番では、米ヒューストンのNASAの担当者とリアルタイムでやりとりし、日本の担当者に的確な指示を出す。 もちろん、会話はすべて英語。NASAの担当者は早口で、表現はくだけている。無線の雑音も混じるなか、瞬時に聞き取るのは難しい。いまでも週3回、録音しておいた訓練でのやりとりを通訳の指導を受けながら復習している。 訓練そのものも、冷や汗や脂汗が絶えない。いきなり火災が起きたり、空気もれが起きたりする。万が一の際にどう対処するのかを体で覚えてきた。 松浦さんは、この1年間のチームの成長ぶりをオーケストラにたとえ、「バラバラだった音が、きれいにまとまってきました」と話す。 緊急時にはチーム全員がすぐに管制室に駆けつける。「日本の『きぼう』に日本人が乗り組む。月面に一歩をしるすくらいの大きな節目です」 PR情報有人宇宙施設「きぼう」
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