現在位置:asahi.com>ニュース特集>宇宙探査>有人宇宙施設「きぼう」> 記事 エンデバー打ち上げ成功 土井さん、2度目の飛行2008年03月11日15時46分 米航空宇宙局(NASA)は米東部夏時間11日午前2時28分(日本時間11日午後3時28分)、スペースシャトル・エンデバーを打ち上げた。土井隆雄宇宙飛行士(53)ら7人が乗り組み、日本初の有人宇宙施設「きぼう」の最初の部品を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。日本の宇宙開発は新たな段階に入る。
エンデバーは夜空にオレンジ色の火炎を放ちながら上昇し、約40分後に予定の軌道に入った。夜間打ち上げは通算30回目。13日には高度400キロのISSにドッキングする。飛行は約16日間で、ISS組み立て飛行としては最長だ。日本人飛行士のシャトル飛行は05年7〜8月の野口聡一飛行士以来で、26日夜(日本時間27日朝)にケネディ宇宙センターに帰還する予定だ。 「きぼう」は、船内保管室、船内実験室、船外実験プラットホームの順で3回に分けてISSに運ばれる。今回運ぶのは、実験装置や試料などを保管する船内保管室。97年に続いて2度目の飛行となる土井飛行士が、14日にシャトルのロボットアームを操作して設置する。 ISSには、米国やロシア、欧州、日本、カナダなどの計15カ国が参加している。これまでは、ほとんどの施設が米ロのものだった。先月、欧州の実験棟「コロンバス」が設置されており、今回の「きぼう」で、米ロ欧日の4極がそろう。 「きぼう」の開発には87年から20年間で約5500億円かかった。第2便の船内実験室は、星出彰彦飛行士らが乗る次のディスカバリー(5月25日に打ち上げ予定)で、第3便の船外プラットホームはエンデバー(09年春ごろ打ち上げ予定)でそれぞれ運ぶ予定。 船外プラットホームを設置して「きぼう」を完成させる作業は、今年12月ごろから3カ月間、日本人として初めてISSに長期滞在する若田光一飛行士らが担うことになっている。 PR情報この記事の関連情報 |