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宇宙に築く日本の「家」 土井さん、11年ぶりの再飛行

2008年03月12日03時05分

 11日に打ち上げられたスペースシャトル・エンデバーに乗っている土井隆雄さんは53歳。今回、日本人の宇宙飛行の最年長記録を塗り替えた。40年ほど前にアポロの月着陸に興奮した元天文少年は、日本初の有人宇宙施設「きぼう」の設置という記念すべき任務に取り組む。

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シャトルの発射台に向かう前、飛行服を整える土井隆雄飛行士=ロイター

 「年齢は関係ありません」。ジョンソン宇宙センター(テキサス州)で3日にあった会見で、土井さんは、そう2回も繰り返した。

 「私は乗組員の中で最年長。(でも)私よりも年を取った方が立派に宇宙飛行している。(大切なのは)健康であることと、常に訓練をして自分の技能を高いレベルにしておくことです」

 これまで日本の宇宙飛行の最年長記録は毛利衛さんの52歳(00年)。米国では98年にジョン・グレン上院議員が77歳で飛んだ例もある。

 土井さんら50代は、多感な時期にアポロ11号の月着陸(1969年)を見た世代。東京大で航空工学の博士号を取り、21年後に米ライス大で天文学の博士号も取った土井さんは、アマチュア天文家としても知られる。甲府市の中学時代を「星を見始めた最初の時代で、アポロの月面着陸など懐かしい思い出がある」と語っている。

 「(今回の任務は)私にとっては小さな一歩だが、日本の有人宇宙開発にとっては大きな一歩です」。最近、米航空宇宙局(NASA)テレビの取材に、そう語った。アポロ11号で月に降り立ったアームストロング船長の言葉をもじった。

 97年、日本人として初めて船外活動をした土井さんは、11年ぶりの再登板となる今回、船外活動はしない。

 「ロボットアームの担当になったことで、『きぼう』の建設に従事することができた。小さいけれど(宇宙に)日本の家ができたこと、仕事場ができたことをよく知ってほしいですね」

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