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夢かなえた星出さん「地球を眺めたい」

2008年06月02日03時06分

 【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=田之畑仁】いよいよ、あこがれの宇宙へ――。スペースシャトル・ディスカバリーで飛び立った星出彰彦さん(39)は、飛行士の試験に3度も挑戦したほど宇宙への思いが強い。飛行士になって9年。ついに夢が実現する。

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発射台へ向かう星出彰彦飛行士=31日午後、米フロリダ州のケネディ宇宙センター、鬼室黎撮影

 星出さんは打ち上げの約4時間前、発射台に向かった。飛行服は計41キロだが、足取りは軽い。「行ってきます」。笑顔で手を振った。

 前日に先輩飛行士の野口聡一さん(43)が「気を楽にして」と話しかけると、「わかりました」とリラックスした表情を見せたという。

 宇宙にあこがれた時期は早い。3歳から7歳まで米国で暮らし、遊びに行ったケネディ宇宙センターでロケットの大きさに圧倒された。高校生のころ、毛利衛さん(60)らの活躍を見て飛行士になろうと心に決めた。

 道のりは長かった。

 慶応大理工学部に在籍していた91年、旧宇宙開発事業団(NASDA)の飛行士募集に応募した。だが、「実務経験が必要」という資格を満たしておらず、門前払い。

 卒業後、技術者としてNASDAに就職。95年、職員の身分で選考に応募したが、最終選考で涙をのんだ。選ばれたのは野口さんだった。

 星出さんが選ばれたのは三度目の正直の99年。「英語力はピカイチでコミュニケーション能力も抜群。しかも冷静」。同時期にNASDAに入った若田光一さん(44)は高く評価する。

 星出さんらが設置する日本の有人宇宙施設「きぼう」の船内実験室には大きな窓が二つある。「地球を、日本を、眺めてみたい」。夢の実現まであと少しだ。

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