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「きぼう」実験室が起動 星出さん「新たな一歩」

2008年06月05日11時39分

 【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=田之畑仁】国際宇宙ステーション(ISS)に設置された日本の有人宇宙施設「きぼう」の船内実験室が米中部時間4日午後(日本時間5日未明)、起動した。同日夕、星出彰彦飛行士(39)らが実験室に入った。日本独自の宇宙実験が8月にも始まる予定だ。

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船内実験室のハッチの前で、のれんを掲げて交信する星出飛行士=NASAテレビから

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「きぼう」の船内実験室に初めて入り、広い空間で体を動かす宇宙飛行士たち。右から2人目が星出飛行士=NASAテレビから

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「きぼう」の船内実験室に初めて入り、「いらっしゃ〜い!!」と書いた紙をカメラに向ける星出彰彦飛行士。浮遊物などを吸い込まないようにマスクとゴーグルをつけている=NASAテレビから

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4日、りくべつ宇宙地球科学館が反射望遠鏡で撮影した国際宇宙ステーションと「きぼう」=北海道陸別町から、りくべつ宇宙地球科学館提供

 米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターと宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)からの指令で実験室の機器類が起動。電力供給や通信、環境管理など基本的な機能が動きだした。

 星出さんは「日本の宇宙開発が新たな一歩を踏み出します」「今は空っぽですが、夢がたくさん詰まっています」などとあいさつ。実験室のハッチの手前に「きぼう」と書かれたのれんを掲げた後、同僚らと入室した。

 星出さんらは実験設備がまだほとんどない広々とした空間で宙返りなどを楽しんだ。ちりやほこりを防ぐマスクとゴーグルをつけた星出さんは「いらっしゃ〜い!! WELCOME!!」「宇宙実験&宇宙飛行士募集!」という紙を掲げた。

 2系統の水冷システムの一つに余分な泡が入っており、その対応で作業が2時間ほど遅れたほかは順調だった。立ち上げの作業は5日も続き、実験設備が運び込まれると、宇宙実験を始める準備が整う。

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 宇宙機構は日本時間5日午前4時51分、「きぼう」の機器を遠隔操作する初の指令信号を、筑波宇宙センターから送信した。「きぼう」の船内実験室の空調や照明などのスイッチが次々に入った。

 同センターの運用管制室は今後、温度や湿度、煙など、「きぼう」のセンサーの情報を24時間体制で監視し、飛行士らの活動を地上から支援する。(山本智之)

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