ブッシュ米大統領は１６日、ホワイトハウスでオランダのバルケネンデ首相と会談後、記者団に「（オランダ国民に）お願いしたい。（駐留部隊に）撤退してほしくないと考えているイラクの人々に思いをめぐらせてほしい」と語った。オランダでもスペインに続いて撤兵論が浮上していることを意識し、部隊の駐留継続を呼びかけたものだ。

　大統領は、バルケネンデ首相の決断に委ねる姿勢を示しながらも、「私たちは（首脳会談で）世界の平和にとって、自由なイラクの確立は不可欠だという点で一致した」「首相が、私たちは歴史的な好機に直面しているということを理解していることは疑いようがない」などと語った。

　また、「アルカイダもイラクの重要性を知っている。アルカイダは私たちをイラクから追い出したがっている」と警戒感を示した。

(03/17 02:02)