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【青島=奥寺淳】日本の尖閣諸島国有化をきっかけにした中国の反日デモで大きな被害を受けた「ジャスコ黄島店」(山東省青島)が24日朝、約70日ぶりに全館で営業を再開した。襲撃された後も367人の中国人従業員は1人も辞めず、63の専門店も撤退せずに再開にこぎ着けた。
同店では約100人の中国人従業員が朝礼で「加油(がんばろう)」とこぶしを挙げ、午前8時半の開店後は食品売り場が女性客らでごった返した。イオン中国本社の辻晴芳社長は「今はまだ2割近くの減収が続くが、年内には平常な状態に戻したい」と話す。
青島では9月15日、デモ隊の一部が暴徒化し、鉄棒を持った200〜300人が同店になだれ込んだ。外壁の窓ガラスや陳列棚が粉々に壊され、貴金属やパソコンなどが略奪された。襲撃は約4時間半も続き、被害額は7億円に上った。