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10月21日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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時代を映す コンセプトカー 東京モーターショー

 1954年の初開催から45回目となる、2017年の東京モーターショー。メーカー力作のコンセプトカーたちが60余年の歴史を彩りました。めでたく市販されヒットしたクルマもあれば、時代を先取りしすぎた?失敗作も……。代表的な139台を写真と寸評で振り返ります。※2015年の特集をリニューアルしました

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50~60年代 大衆車の時代がやってきた

 東京モーターショーは1954年、東京・日比谷公園で「第1回 全日本自動車ショウ」として始まった(ちなみに英語では最初から「TOKYO MOTOR SHOW」だった)。日本自動車工業会の資料によると、展示車両267台のうち、乗用車はたった17台。トラックが主体だった。

 そんな50年代だが、回を重ねるごとに乗用車に光が当たっていく。55年に通商産業省(現経済産業省)が乗車定員4または2人で、荷物を100キロ積めて、価格は25万円という「国民車構想」を掲げ、自動車メーカーも乗用車開発に力を入れ始める。構想がそのまま実現したわけではないが、58年に発売されて「てんとう虫」の愛称で親しまれた富士重工業の「スバル360」など、乗用車が大衆に近づいていく時代だった。

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70年代 コンセプトカーと公害と

 1970年代は、日本車が世界の車と肩を並べ、躍進する時代だった。日本自動車工業会の資料によると、東京モーターショーも70年の第17回に「インターナショナル」をうたうようになった。この年は7カ国、95台の外国車が並んだ。

 60年代末ごろから目立つようになった各社のコンセプトカーは、多くが未来志向のデザインを採用し、ノーズが長いスポーツ車だった。欧州のスーパーカーのような外観のマツダ「RX500」(70年出展)、近未来っぽくも現実的な日産自動車「AD―1」(75年出展)、総アルミニウムボディーのトヨタ自動車「軽量実験車」(77年出展)などだ。世界にはいろんなモーターショーがあるが、東京ほどコンセプトカーが多いショーは珍しく、一時は世界的な注目を集めた。

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80年代 そしてバブルへ

 1980年代は、2度のオイルショックを受けた世界的な低成長の時期と、のちに「バブル」と呼ばれることになる日本の好景気の時代に象徴される。東京モーターショーでも、そんな時流が見て取れた。前半は低燃費をうたう排気量1リットルの「リッターカー」の展示も目立ったが、後半はバブルっぽい車が増える。高級セダンでは、「シーマ現象」とまで呼ばれた日産自動車のセダン「シーマ」(87年出展)や、北米でも大ヒットしたトヨタ自動車「セルシオ」(89年出展、現レクサス「LS」)が披露された。高出力スポーツ車も、1千万円近い価格が話題となったホンダ「NSX」(89年出展)などの姿があった。来場者増を受け、ショー会場が千葉市の幕張メッセに移ったのは89年だった。

90年代 RV、そしてHV

 1990年代は、バブル崩壊を受けて日本の自動車メーカーも元気を失うが、70年代に公害やオイルショックを乗り越えたのと同様、次の時代に向けて力を蓄える時期でもあった。東京モーターショーでは、90年代を象徴する「RV(レクリエーショナルビークル)ブーム」が彩りを添えた。当初は悪路を走れる骨太な車が人気だったが、94年にデビューしたホンダ「オデッセイ」の大ヒット以降は、各社が多人数乗りのミニバンを多く提案するようになる。そして95年、トヨタ自動車「プリウス」が世界初披露される。まだコンセプトカーながら、97年に世界初の量産ハイブリッド車(HV)としてデビューした市販車に近かった。日本自動車工業会の資料によると、99年のショーでは日本メーカーのうち5社がHVのコンセプトカーを展示した。

00年代 エコカーが多様化していく

 IT(インターネット技術)時代の幕開けとなった2000年代は、自動車も通信との融合をめざすようになる。東京モーターショーでは、トヨタ自動車とソニーがコラボレーションした「Pod」(01年出展)などの提案もあった。「見る」ショーから「体験する」ショーに変える動きもあり、運転で悪路や安全技術を知ることができる仕掛けもあった。自動車メーカーは「エコカー」で競うようになり、ハイブリッド車(HV)は多様なモデルが展示され、実際に市販された。電気自動車(EV)では日産自動車「リーフ」や三菱自動車「アイミーブ」も披露され、のちに市販化した。水素を燃料として走行時に排ガスを出さない「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車(FCV)も、技術の発表から、徐々にコンセプトカーの展示へと移り始めていく。

10年代 ついにFCV市販、若者にアピールも

 2011年、東京モーターショーは24年ぶりに会場を東京・晴海に移した。08年のリーマン・ショック以降、特に海外勢の出展が減ったこともある。ただ、日本メーカーを中心に出展内容は引き続き時代を取り込みつつ先進性を保っている。11年は東日本大震災が起きたこともあり、電気自動車(EV)のバッテリーがいざというときの住宅の電源になるといったアピールも目立った。13年のショーになると、コンセントからの充電もできるプラグインハイブリッド車(PHV)の出展も増えてきた。そして「究極のエコカー」とされる燃料電池車(FCV)では、トヨタ自動車が14年に「MIRAI(ミライ)」として売り出す世界初の量販車が、ほぼ市販に近い形で展示された。一方で、深刻化する「若者の車離れ」を変えるための提案も増えている。小型スポーツ車や、ITとも連動した運転以外でも楽しめる車などだ。45回目となる2017年のショーでは、VR(仮想現実)を使って未来の移動サービスの映像を流すといった新機軸で海外の主要ショーに対抗する。

19544/20~4/29

  • 会場
    日比谷
  • 入場料
    無料
  • 出展社数
    254
  • 入場者数
    547,000
  • トヨペット スーパーRHK

    トヨペット スーパーRHK

    翌年にトヨペット・クラウンが登場するまで、タクシー車両に多く用いられた。競争激化のため荒っぽい運転で客を拾う「神風タクシー」が流行語となる。※写真はRHN型

19555/7~5/18

  • 会場
    日比谷
  • 入場料
    無料
  • 出展社数
    232
  • 入場者数
    784,800
  • トヨペット クラウン

    トヨペット クラウン

    当時隆盛を極めたアメリカ車の模倣が目立つものの、まだ海外メーカーと組んだノックダウン生産が主流の時代に自社設計にこだわった。トヨタが北米に輸出した初めての車。

19575/9~5/19

  • 会場
    日比谷
  • 入場料
    20
  • 出展社数
    278
  • 入場者数
    527,200
  • プリンス スカイライン

    プリンス スカイライン

    日本のスポーツセダンの代名詞「スカイライン」の初代。テールフィンなどアメリカンないでたちが特徴だ。レースでも活躍したGTモデルの登場は2代目からとなる。

  • トヨペット コロナ

    トヨペット コロナ

    ベストセラーとして長らくトヨタの経営を支えた中堅セダンの初代。のちに派生する上級モデル「マークⅡ」は、80年代ハイソカーブームの代表的な一台。

195810/10~10/20

  • 会場
    後楽園
  • 入場料
    30
  • 出展社数
    302
  • 入場者数
    519,400
  • スバル 360

    スバル 360

    敗戦国のヒコーキ屋の意地。通産省の「国民車構想」に社運を賭けた。フルモノコックボディーの後端に空冷2気筒エンジンを配置。「てんとう虫」の愛称で長く親しまれた。

195910/24~11/4

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    50
  • 出展社数
    303
  • 入場者数
    653,000
  • ダットサン ブルーバード

    ダットサン ブルーバード

    英オースチンとの提携の蓄積を生かした新設計。テールランプの形状から「柿の種」のニックネームで呼ばれた。歴代モデルがトヨタ・コロナと苛烈な販売競争を繰り広げる。

196010/25~11/7

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    50
  • 出展社数
    294
  • 入場者数
    812,400
  • 日産 セドリック

    日産 セドリック

    縦型4灯のヘッドライトを持つ高級セダン。プリンス自動車工業との合併によって、のちにグロリアと兄弟車となった。今でもタクシー専用車両として名前を残す。

196110/25~11/7

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    100
  • 出展社数
    303
  • 入場者数
    952,100
  • ダットサン フェアレディ

    ダットサン フェアレディ

    後席が横向きの3人乗りも用意された、コンパクトなオープンスポーツ。北米でヒットし、のちのフェアレディZの爆発的人気の足がかりを築く。

  • スバル スポーツ

    スバル スポーツ

    スバル360をヒットさせた余勢を駆って試作したオープンスポーツ。リアエンジンの軽がベースと思われるが詳細は不明。伸びた鼻先やエアインテークが飛行機を思わせる。

196210/25~11/7

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    100
  • 出展社数
    284
  • 入場者数
    1,049,100
  • トヨタ パブリカ スポーツ

    トヨタ パブリカ スポーツ

    大衆車パブリカをベースに、ルーフをスライドさせて乗り込む軽量スポーツカー。2ドアのトヨタ・スポーツ800として65年に市販化。「ヨタハチ」の愛称で親しまれた。

  • ホンダ スポーツ360

    ホンダ スポーツ360

    本田宗一郎の夢の結実。世界的二輪車メーカーとしての地位を確立したホンダが、満を持して世に問うた高性能スポーツ。排気量を拡大した車種展開は「800」まで続いた。

196310/26~11/10

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    100
  • 出展社数
    287
  • 入場者数
    1,216,900
  • プリンス 1900 スプリント

    プリンス 1900 スプリント

    イタリアのデザイナーによる、スカイラインをベースとしたスポーツカー。国内外の高級スポーツカーの小型版のようなスタイリングが注目されたが、市販には至らなかった。

  • マツダ ルーチェ

    マツダ ルーチェ

    イタリアのカロッツェリアであるベルト―ネが手がけた。66年に別デザインの中型セダンとして市販。70~80年代はトヨタ・マークⅡや日産ローレルのライバルだった。

  • いすゞ ベレット 1500GT

    いすゞ ベレット 1500GT

    小型セダン・ベレットの2ドアクーペ版。1600GT―Rや1800GTといった高性能版は、マニアックだが硬派なスポーツカーとして知られた。

196409/26~10/9

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    100
  • 出展社数
    274
  • 入場者数
    1,161,000
  • マツダ コスモ スポーツ

    マツダ コスモ スポーツ

    のちにマツダの代名詞となるロータリーエンジンを初めて搭載、世界初の市販に踏み切った。「帰ってきたウルトラマン」の劇中車としてちびっ子たちの憧れだった。

  • ダットサン クーペ1500

    ダットサン クーペ1500

    翌年に「シルビア」として市販され、歴代モデルは日産FRクーペの代表車種に。デートカーとして88年に発売されたS13型は、手頃なドリフトマシンとして峠で愛された。

  • マツダ ファミリア

    マツダ ファミリア

    乗用車市場で足場を固めようと、東洋工業(当時)が送り込んだ小型セダン。初のFFモデルとなる80年発売の5代目は、「赤いファミリア」として爆発的ヒットに。

196510/29~11/11

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    100
  • 出展社数
    243
  • 入場者数
    1,465,800
  • トヨタ 2000GT

    トヨタ 2000GT

    ヤマハ製の2リッター6気筒ツインカムエンジンを積んだ、ジャガーEタイプを彷彿とさせる麗しいデザインの名車。映画「007は二度死ぬ」のボンドカーとしても有名。

  • 日野 コンテッサ GTプロトタイプ

    日野 コンテッサ GTプロトタイプ

    大衆車「コンテッサ」を名乗るが、その中身は4輪ディスクブレーキやFRP製のボディーを備えた完全なレーシングカー。現実的な設計だったが、レース出場はなかった。

196610/26~11/8

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    120
  • 出展社数
    245
  • 入場者数
    1,502,300
  • いすゞ 117スポーツ

    いすゞ 117スポーツ

    巨匠・ジウジアーロがデザインした流麗なクーペ。117クーペとして68年に市販される。初期型はほぼこのままのデザインで、ハンドメイドで生産された高価格車だった。

  • ホンダ N360

    ホンダ N360

    バイク譲りの強制空冷2気筒を、当時は珍しかったFFレイアウトに積んで「Nコロ」の愛称で親しまれた。軽としてはホンダ久々のヒットとなった現行Nシリーズの祖先。

196710/26~11/8

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    200
  • 出展社数
    235
  • 入場者数
    1,402,500
  • マツダ RX87

    マツダ RX87

    前輪駆動とロータリーエンジンを組み合わせた意欲作。背の低いベルトーネデザインのクーペボディーが印象的。69年、ルーチェ・ロータリークーペとして市販化された。

196810/26~11/11

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    200
  • 出展社数
    246
  • 入場者数
    1,511,600
  • 日産 スカイライン2000GT R380エンジン搭載車

    日産 スカイライン2000GT R380エンジン搭載車

    GT―Rとして市販される、元祖「羊の皮をかぶった狼」。その子孫にあたるV37型がダイムラー製ユニットを積むことになるとは、当時誰が想像できただろうか。

196910/24~11/6

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    200
  • 出展社数
    256
  • 入場者数
    1,523,500
  • トヨタ EX-Ⅲ

    トヨタ EX-Ⅲ

    将来のスポーツカーの姿を探るデザインコンセプト。ミッドシップを思わせるくさび形が、70年代のスーパーカーを先取りしたデザインと言えるかもしれない。

  • いすゞ ベレット 1600MX

    いすゞ ベレット 1600MX

    ロータスやランボルギーニを彷彿とさせる、ミッドシップスポーツカーの試作車。70年のショーにも改良版が出展されたが、ショーモデルで終わった。

197010/30~11/12

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    250
  • 出展社数
    274
  • 入場者数
    1,452,900
  • 日産 126X

    日産 126X

    飛行機のような操縦レバーやリアビューカメラなど、未来感たっぷりの4人乗りミッドシップのコンセプト。窮屈そうだがワクワク感はある。

  • マツダ RX―500

    マツダ RX―500

    ワゴン状に膨らんだ奇抜なリアスタイルを持つ、ミッドシップのロータリーエンジン搭載スポーツカー。同社のロータリー車ファミリーの頂点を意識した本格仕様だった。

  • 日産 チェリー

    日産 チェリー

    日産にとって初となるFFレイアウトのリッターカー。2代限りで生産中止となったが、販売ディーラーの名称として残った。82年発売のマーチが後継ポジションを担う。

197110/29~11/11

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    250
  • 出展社数
    267
  • 入場者数
    1,351,500
  • トヨタ SV―1

    トヨタ SV―1

    70年に発売された「ダルマセリカ」こと、初代セリカの3ドア・ハッチバック版。73年に派生モデルのリフトバックとして市販される。

197210/23~11/5

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    250
  • 出展社数
    218
  • 入場者数
    1,261,400
  • マツダ シャンテEV

    マツダ シャンテEV

    軽にバッテリーとモーターを詰め込んだ、21世紀のEV熱を先取りしたような電気自動車。まだバッテリーの小型化は難しく、後席を潰して積んでいた。※写真は市販車

197310/30~11/12

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    300
  • 出展社数
    215
  • 入場者数
    1,223,000
  • トヨタ F101

    トヨタ F101

    左右非対称のリアハッチが特徴的な、2ドアのスポーツワゴン。ヘッドライトはアメ車のような開閉式で、どことなくユーモラスな顔つきだった。

197510/31~11/10

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    500
  • 出展社数
    165
  • 入場者数
    981,400
  • トヨタ センチュリー ガスタービン ハイブリッド

    トヨタ センチュリー ガスタービン ハイブリッド

    オイルショックの時代、次世代のエンジンとしてガスタービンの実用化を各メーカーが模索していた。なぜかセンチュリーで実験。ノーズを伸ばして迫力が増している。

  • 日産 AD―1

    日産 AD―1

    フィアットX1/9を思わせる、コンパクトなミッドシップクーペ。大衆車ベースの低コストでの量産が期待されたが、日本初のミッドシップ車市販はならなかった。

  • スバル レックスSEEC―T

    スバル レックスSEEC―T

    スバル360の系譜に連なるリアエンジン軽。76年排ガス規制をクリアした新型エンジンを積んだ試作車。国産車はこの規制によって軒並みパワーダウンを強いられる。

197710/28~11/7

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    600
  • 出展社数
    203
  • 入場者数
    992,100
  • トヨタ 総アルミボデー実験車

    トヨタ 総アルミボデー実験車

    装甲車のようなものものしい無垢のアルミをまとった、読んで字のごとくの試作車。オールアルミボディーの市販車は今に至るまで、コストの問題からまだ少ない。

  • 日産 AD―2

    日産 AD―2

    角目6灯ヘッドライトに、Cピラーに回り込んだリアウィンドーなど、アメリカンな意匠満載の大型セダン。どことなく、80年発売の初代レパードを思わせる。

  • トヨタ CAL―1

    トヨタ CAL―1

    2代目セリカの鼻先を伸ばして6気筒エンジンを押し込んだ豪華版。北米市場を意識した華美な装飾が特徴で、セリカXXとして市販された。輸出仕様は「スープラ」と改名。

197911/1~11/12

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    700
  • 出展社数
    184
  • 入場者数
    1,003,100
  • トヨタ CX―80

    トヨタ CX―80

    キャビネット全体がガラスで覆われたコンパクトカー。直線基調のデザインやパイプむき出しのシートなど、80年代にはやる意匠がちりばめられた。

198110/30~11/10

テーマ

よりよい暮らし、確かなくるま

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    800
  • 出展社数
    209
  • 入場者数
    1,114,200
  • トヨタ SV―2

    トヨタ SV―2

    セリカXX(北米向けはスープラ)をベースに、空気抵抗を抑えるパーツを装着。当時の法規制ゆえか、最大の障壁と思われるフェンダーミラーがそのままなのはご愛嬌。

  • マツダ MX―81

    マツダ MX―81

    当時「赤いファミリア」が大人気だったマツダ。将来のコンパクトハッチを想定した、のちのトヨタ・ターセル3兄弟を思わせるリトラクタブルヘッドライトが目を引く。

主な出来事

  • 第1回日本カー・オブ・ザ・イヤーが発表。初代は東洋工業(現マツダ)のファミリア3ドアハッチバックが受賞(80~81年)
  • 日米貿易摩擦で日本車メーカー各社が対米輸出で自主規制(81年)
  • トヨタがスポーツクーペ「ソアラ」を発売、高級スペシャルティカーブームを巻き起こす(81年)

198310/28~11/8

テーマ

くるま、いきいき、ひろがる世界

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    800
  • 出展社数
    224
  • 入場者数
    1,200,400
  • トヨタ FX―1

    トヨタ FX―1

    外見は地味ながら、90年代に至る実用化技術が先行して取り入れられた一台。減衰力可変サスペンションや可変バルブタイミング機構など、のちの日本車のコア技術となる。

  • ダイハツ シャレード デ・トマソ ターボ

    ダイハツ シャレード デ・トマソ ターボ

    ダイハツの看板リッターカーを、イタリアのスポーツカーメーカーがチューニングしたホットハッチ。当時は各メーカーとも、なぜかイタリア企業とのコラボが多かった。

主な出来事

  • ホンダが15年ぶりにF1復帰(83年)
  • フォルクスワーゲンが日本法人を設立(83年)
  • トヨタが日本初のミッドシップエンジン搭載車「MR2」を発表(84年)

198510/31~11/11

テーマ

走る文化。くるま新時代

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    900
  • 出展社数
    262
  • 入場者数
    1,291,500
  • トヨタ FX

    トヨタ FX

    4WSなど地に足の着いたハイテクが満載。2リッター4気筒エンジンにツインチャージャーを付けて高出力を稼ぐ手法は、近年の低燃費ターボの先駆けとも言えそう。

  • 日産 MID4

    日産 MID4

    87年も改良版が出展され、市販化を期待されながらも実現しなかった悲運のミッドシップ4WD。だがその発想と技術は、後にスカイラインGT―Rなどに生かされた。

  • 日産 Be―1

    日産 Be―1

    パオ、フィガロと続く「パイクカー」の第一弾。限定生産で市販化されたが、ファニーないでたちが好景気の時代にマッチし、いずれもヒットした。マーチをベースとする。

  • ダイハツ TREK

    ダイハツ TREK

    のちの非婚化と「おひとりさま」の時代を先取りした??乗車定員1名で運転席にキャンプテントを張れるという謎仕様。一人で山登りも可能な?ウインチ装備が泣かせる。

  • 日産 CUE―X

    日産 CUE―X

    数年後に訪れるバブル爛熟の時代の「シーマ現象」を予感していたような、ハイテク大型セダンの試作車。前衛的なセダン像は、89年発売のインフィニティQ45に通じる。

主な出来事

  • ホンダが「トゥデイ」で11年ぶりに軽自動車市場に復帰(85年)
  • 一般道路で前席シートベルトの着用が義務化(86年)

198710/29~11/9

テーマ

走る喜び、人とくるまのトキメキ未来

  • 会場
    晴海
  • 入場料
    900
  • 出展社数
    280
  • 入場者数
    1,297,200
  • 日産 ジュード

    日産 ジュード

    やわらかい曲面がソフトでスタイリッシュに映るライトクロカン4WD。いすゞビークロスなどの90年代の都会的なRVブームを先取りしたようなコンセプトだった。

  • 日産 セドリック/グロリアCIMA

    日産 セドリック/グロリアCIMA

    イケイケのバブル経済期。高嶺の花の象徴だった3ナンバーのビッグセダンが巷にあふれ、「シーマ現象」とも呼ばれた。旦那グルマらしからぬ暴力的な加速も忘れがたい。

  • 日産 ザウルス

    日産 ザウルス

    マーチのエンジンをチューンして積んだ、ワンメイクレースを意識したオープンスポーツ。こんなマニアックな趣味グルマが実際に市販されるぐらい、景気が良い時代だった。

  • 三菱 HSR

    三菱 HSR

    当時4WD車を多く展開し、ラリーでも活躍が目立った三菱のフラッグシップ的なスポーツカー。本格的な2リッターターボ四駆で、ランエボのご先祖と言えるかも。

  • トヨタ FXV―Ⅱ

    トヨタ FXV―Ⅱ

    83年のFX―1と同様、電子制御によるトルク配分4WDやエアサス、パワステなど、90年代に定着するハイテクのデモンストレーション的一台。

  • トヨタ GTV

    トヨタ GTV

    75年のセンチュリーに続く、ガスタービンエンジンの試作車。地道に次世代技術の研究を続ける姿勢が、HVやFCVの世界初市販という快挙につながったのではないか。

  • ダイハツ TA―X80

    ダイハツ TA―X80

    小型車メーカーの意地で、1リッターのV6エンジンを作ってミッドシップに押し込んでしまった。当時はやったウーパールーパーを思わせるフロントマスクが愛らしい。

主な出来事

  • 中嶋悟さんが日本人初のF1ドライバーとなる(87年)
  • 鈴鹿サーキットでF1日本グランプリが初めて開催(87年)
  • ホンダが国内で初めてエアバッグを実用化(87年)
  • 瀬戸大橋が開通(88年)

198910/26~11/6

テーマ

自由走。ハートが地球を刺激する

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,000
  • 出展社数
    338
  • 入場者数
    1,924,200
  • トヨタ 4500GT

    トヨタ 4500GT

    レクサスLFAにも通ずる、大排気量スポーツカーの試作車。その名の通り4.5リッターのV8エンジンを積む。内装のテイストは93年発売のスープラに似た印象。

  • トヨタ RAV―FOUR

    トヨタ RAV―FOUR

    直線基調に曲線を組み合わせた、ランクルのハードなイメージも取り込んだような都会向けRV。94年に市販された、よりソフトなデザインのRAV4につながる。

  • 日産 フィガロ

    日産 フィガロ

    87年に展示されたパオに続く、マーチがベースのパイクカー。パステルカラーにクローム、ホワイトレザーを多用したアメリカンなコンバーチブル。海外でも人気らしい。

  • 日産 オーテック ザガート ステルビオ

    日産 オーテック ザガート ステルビオ

    バブルを象徴する珍車。特装車を手がけるオーテックが、イタリアのカロッツェリアと開発した。ボンネット一体型ミラーなど奇抜すぎるデザインからか、人気車にはならず。

  • ホンダ NS―X

    ホンダ NS―X

    エンツォ・フェラーリばりにレース参戦に熱を上げた本田宗一郎の一つの到達点としての、市販スーパースポーツ。総アルミボディーを奢りフェラーリを追い回す性能を誇った。

  • スズキ カプチーノ

    スズキ カプチーノ

    アルトワークスのエンジンを縦に押し込んだ、基本に忠実なピュアスポーツ。その理念は、スズキ製エンジンを積んで14年に発売された英ケータハムセブン160に相通ずる。

  • トヨタ セラ

    トヨタ セラ

    何の変哲もないスペックの大衆車だが、ガルウィングドアを備えるのだけが唯一無二の特徴。こんなクルマが専用設計で市販された時代があったことが、もはや信じがたい。

  • ユーノス コスモ

    ユーノス コスモ

    マツダを代表するスペシャリティーカー。90年発売の4代目は、歴代最大のボディーサイズ。上級モデルは市販車唯一の3ローターロータリーエンジンを積み、大馬力を誇った。

  • オートザム AZ550 スポーツ TypeA

    オートザム AZ550 スポーツ TypeA

    あまりに敏捷すぎて「まっすぐ走らない」とささやかれたカルトカー。ガルウィングドアを備えるFRP製ボディーのミッドシップ。中古車市場ではマニアに根強い人気がある。

主な出来事

  • 軽自動車の規格が変更。排気量は550cc以下から660cc以下に。全長は3.2m以下から3.3m以下に(89年)
  • マツダがオープンスポーツ「ユーノスロードスター」を発売(89年)
  • 東京モーターショーが幕張メッセで初めて開催(89年)

199110/25~11/8

テーマ

発見、新関係。人・くるま・地球

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,200
  • 出展社数
    336
  • 入場者数
    2,018,500
  • トヨタ アヴァロン

    トヨタ アヴァロン

    まるでバットマンが乗りそうなデザインコンセプト。無人時には屋根が折りたたまれる。その必要性は不明だが、コンパクトな形で駐車が可能だ。

  • 日産 デュアド

    日産 デュアド

    87年のザウルスの発展形を思わせる、オープンスポーツカー。エンジンが運転席の斜め前に載り、斜め後ろが助手席。重量配分に気を配ったという。

  • ダイハツ X―409

    ダイハツ X―409

    92年に発売されるオプティ。軽のカタチを一変させたスズキ・ワゴンRの登場前夜、女性向けを意識した可愛らしいモデルを各社とも積極投入していた。

  • いすゞ コモ

    いすゞ コモ

    4人乗りのキャビンの後ろに独立した荷室を用意。ミッドシップに立派なV12エンジンを積んだ。正面から見たらスーパーカーだが、後ろから見たらピックアップトラック。

  • マツダ HR―X

    マツダ HR―X

    しばらく後にRX―8に積んで公道での試験走行を重ねていた、水素ロータリーエンジンを初搭載したコンセプトカー。燃料電池車の対抗馬として、熟成と市販に期待したい。

主な出来事

  • ホンダが総アルミボディーのスポーツカー「NSX」を発売。800万円超の価格は当時日本の量産車で最も高額(90年)
  • 鈴木亜久里さんがF1日本グランプリで3位入賞。F1史上、日本人が初めて表彰台に立った(90年)
  • ホンダが軽オープンスポーツ「ビート」を発売。同年スズキも軽オープンスポーツ「カプチーノ」を発売(91年)
  • AT車限定免許制度が開始(91年)
  • 中嶋悟さんがF1ドライバーを引退(91年)

199310/22~11/5

テーマ

くるま、イノベーション。自由に、快適に。ECOLUTION IN CAR INNOVATION

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,200
  • 出展社数
    357
  • 入場者数
    1,810,600
  • 日産 AP―X

    日産 AP―X

    不人気に終わった2代目シルビアをどことなく思わせる内外装のクーペ。VG型後継のVQエンジン、CVT、マルチリンクサスなど90年代日産車を象徴する仕様の一台。

  • 日産 ラシーン

    日産 ラシーン

    89年のフィガロまで続いたパイクカー路線を連想させる、ファニーなライト四駆。RVの形状ながら全高が低く実用性は高くないため、ファッション性でアピールした。

  • スバル サンバー ディアス クラシック

    スバル サンバー ディアス クラシック

    軽1BOXにクラシカルな装飾を施し、そのまま市販化された。ミニ風・ワーゲンバス風……と各社やパーツメーカーが競って出したレトロ風カスタム軽の先駆けか。

  • ダイハツ ミゼットⅡ

    ダイハツ ミゼットⅡ

    オート三輪の代名詞でもある、往年の三輪車「ミゼット」の名前を冠した一人乗り軽四輪トラック。現在もカスタムベースとして人気がある。

  • いすゞ ビークロス

    いすゞ ビークロス

    のちに日産のカルロス・ゴーン社長の下でデザイン責任者を務める、中村史郎氏の手によるRV。樹脂パーツを大胆に使ったデザインを生かしながら97年に市販された。

主な出来事

  • スズキが軽ワゴンフォルムの先駆けとなる「ワゴンR」を発売(93年)
  • LED信号機を全国で初めて愛知県警が名古屋市内で導入(94年)
  • F1ドライバーのアイルトン・セナさんがレース中の事故で死亡(94年)
  • 免許証の「色分け制」開始。優良運転者は金色の「ゴールド免許」になり、免許有効期間が五年に(94年)

199510/27~11/8

テーマ

感じる夢。感じるくるま。

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,200
  • 出展社数
    361
  • 入場者数
    1,523,300
  • トヨタ プリウス

    トヨタ プリウス

    いまや世界トップメーカーであるトヨタの覇権の礎を築いた歴史的なクルマ。言わずと知れた、ガソリンエンジンと電気モーターが協調する世界初のハイブリッドカーとなる。

  • トヨタ MRJ

    トヨタ MRJ

    イタリアンな装いのミッドシップカー。2リッタークラスだった当時のMR2より小ぶりな2シーターオープンで、99年発売のMR―Sの先行試作車と言える。

  • マツダ RX―01

    マツダ RX―01

    固定ライトをまとった、RX―7をコンパクトにしたようなピュアスポーツ。自然吸気のロータリーエンジンを積む。残念ながらRX―7の後継車とはならなかった。

  • ホンダ SSM

    ホンダ SSM

    峠界隈のホンダ党が長らく待ち望んだ、9千回転まで回るVTECとFRの合体。S2000として市販される。オープンボディーながら太いフレームで高い剛性を実現した。

  • ホンダ S―MX

    ホンダ S―MX

    ステップワゴンを前後にぎゅっと縮めた、若者向けワゴン。のちにトヨタも同じコンセプトでbBを投入した。カップルに最適な、コンパクトながらフラットで快適な室内空間。

主な出来事

  • 関谷正徳さんがル・マン24時間で日本人ドライバーとして初の総合優勝(95年)
  • 主に人口三十万人以上の自治体で軽自動車も警察へ保管場所の届け出が必要に(96年)

199710/24~11/5

テーマ

つ・な・ぐ-あなたとくるま。

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,200
  • 出展社数
    337
  • 入場者数
    1,515,400
  • トヨタ イーコム

    トヨタ イーコム

    二人乗りの都会向け超小型電気自動車の試作車。その思想は08年発売のiQにも通じる。トヨタは現在も、超小型コミューターの実用・市販化にこだわるメーカーの一つ。

  • ホンダ J―VX

    ホンダ J―VX

    トヨタの先行を許したハイブリッド技術を小型スポーツカーに応用した、ホンダらしい試作車。99年発売のインサイトの原点と言える。

  • 三菱 HSR―Ⅵ

    三菱 HSR―Ⅵ

    これまで統一ネームで先進技術を披露してきたコンセプトカーシリーズの集大成。ナイトの甲冑のようなボディーに、得意の電子制御技術をこれでもかと詰め込んだ。

  • スズキ C2

    スズキ C2

    カプチーノとはうって変わって、コンパクトな車体に巨大なV8エンジンを押し込んだオープンスポーツ。英MGのRV8に影響を受けたか。

  • トヨタ ファンタイム

    トヨタ ファンタイム

    99年にヴィッツ(海外名はヤリス)として市販された、スターレットに代わるトヨタのボトムレンジ量販車。欧州市場を意識した、あか抜けたデザインが新鮮だった。

  • トヨタ ハリアー

    トヨタ ハリアー

    いまや世界中の高級ブランドが売れ筋として競ってラインナップに加える高級クロスオーバーの元祖的存在。車高は高いが、疾走するのはオフロードではなく都会のジャングル。

  • スバル インプレッサ WRカー STi

    スバル インプレッサ WRカー STi

    スバルが誇る唯一無比の水平対向エンジンによるシンメトリカル四駆。その真価が最も発揮されるのがラリーで、インプレッサは好成績を上げた。※写真はラリー仕様車

  • ホンダ J―WJ

    ホンダ J―WJ

    大胆な3ドアSUV。HR―Vとして98年に市販される。ホンダが得意とする、既存のカテゴリーに収まらないボディー形状の提案。アコードエアロデッキを彷彿とさせる。

主な出来事

  • いすゞがRV「ビークロス」を発売(97年)
  • 川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアラインが開通(97年)
  • トヨタが世界初の量産ハイブリッド車「プリウス」を発売(97年)
  • 軽自動車の規格が変更。全長は3.3m以下から3.4m以下に、全幅は1.4m以下から1.48m以下に拡大(98年)
  • トヨタがダイハツを子会社化(98年)

199910/22~11/3

テーマ

未来発走。くるまがかわる。地球がかわる。

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,200
  • 出展社数
    294
  • 入場者数
    1,386,400
  • 日産 アクシー

    日産 アクシー

    寸詰まりでユーモラスな4ドアワゴン。市販化はなかったが、経営危機からこの年に仏ルノー傘下に入ったからか、どことなくフランス車を思わせる。

  • マツダ RX―エボルブ

    マツダ RX―エボルブ

    03年発売のRX―8につながる、ロータリーエンジン搭載の観音開き4ドアクーペ。コンパクトなエンジンを生かした低重心で、軽快なハンドリングを予感させた。

  • スズキ Pu3 コミューター

    スズキ Pu3 コミューター

    03年に「ツイン」として発売される、軽メーカーが作るさらに小型なウルトラ軽。ただ、ハイトワゴン全盛の時代には支持を得られず、不人気車に終わった。

  • WiLL Vi

    WiLL Vi

    トヨタや松下電器産業、近畿日本ツーリストなどによる若者向け異業種統一ブランドを冠して市販された。カボチャの馬車がモチーフというボディーは実用性に乏しかった。

  • ダイハツ コペン

    ダイハツ コペン

    2002年に市販されたオープン軽スポーツ。生産過程に熟練工の手作業が入っていたという高い質感の内外装が特徴的。14年に、外装の脱着を売りにした2代目が発売。

主な出来事

  • 日産がフランスのルノーと資本提携。ルノーからカルロス・ゴーン日産最高執行責任者が誕生(99年)
  • ナンバープレートの分類番号の三けた化と希望ナンバー制が全国で導入(99年)

200110/26~11/7

テーマ

Open the door! くるま。未来を「ひ・ら・く」

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,200
  • 出展社数
    281
  • 入場者数
    1,276,900
  • トヨタ FXS

    トヨタ FXS

    V8エンジンに6速シーケンシャルマニュアルを組み合わせた、2シーターオープンスポーツ。次期型スープラと噂されたが、実現には至っていない。

  • 日産 GT―R CONCEPT

    日産 GT―R CONCEPT

    カルロス・ゴーン社長のこだわりで開発がスタートした、RB26DETTを積むR34型スカイラインGT―Rの後継となるスーパースポーツ。そのお披露目第一弾だった。

  • ホンダ デュアルノート

    ホンダ デュアルノート

    エンジンとモーターで四輪を駆動する、4人乗りミッドシップスポーツ。電子制御4WDの技術は、のちのレジェンドに生かされる。

  • 光岡 オロチ

    光岡 オロチ

    富山発、国内10番目の自動車メーカーの意地。自社開発のフレームにトヨタのパワートレーンを載せた、肩ひじ張らずに運転できるオリエンタル風味なスーパーカー。

主な出来事

  • 首都圏でETCの試験運用開始(00年)
  • 六歳未満の子どもにチャイルドシート着用が義務化(00年)
  • ホンダが8年ぶりにF1に復帰(00年)
  • トヨタがF1に初参戦(02年)
  • 00年排ガス規制に適応しなかった車が生産終了に。スポーツカーでは日産「シルビア」、「スカイラインGT-R」、トヨタ「スープラ」、マツダ「RX-7」が生産終了した(02年)
  • いすゞが国内の乗用車販売から撤退(02年)

200310/24~11/5

テーマ

いま、挑む心。Challenge & Change -希望、そして確信へ-

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,200
  • 出展社数
    268
  • 入場者数
    1,420,400
  • ホンダ HSC

    ホンダ HSC

    同じミッドシップのNSXよりもストイックな仕様のピュアスポーツ。そのテールランプはくしくも、永遠のライバルである日産の歴代GT―Rに似た丸形4灯。

  • レクサス LF―S

    レクサス LF―S

    「新価値観の高級」をうたうフルサイズセダン。プレーンな外装に、ハイブリッドと4WDを組み合わせる。近年のレクサスの特徴であるスピンドルグリルはまだない。

  • マツダ 息吹(いぶき)

    マツダ 息吹(いぶき)

    当時の2代目ロードスターよりコンパクトな、05年発売の3代目のデザインスタディ。マツダはこの頃から、大和言葉を車名に用いたコンセプトカーを続けて発表する。

  • スバル B9 SCRAMBLER

    スバル B9 SCRAMBLER

    BMW・Z8を想起させる、オーセンティックなデザインのオープン2シーター。中身は現代風にハイブリッド化されている。

  • スズキ LANDBREEZE

    スズキ LANDBREEZE

    リサイクル材をふんだんに取り入れた、エコなコンパクトSUVをうたうハイブリッド四駆。半球形ディスプレーモニターなど装備も先進的。ジムニーの未来形か。

主な出来事

  • 日本自動車販売協会連合会が発表した02年の国内新車販売ランキングでホンダ「フィット」が首位に。トヨタ「カローラ」の34年連続首位を阻む
  • マツダが前部ドアと後部ドアが観音開きで開く、4人乗りロータリースポーツ「RX-8」を発売(03年)
  • 東京都が隣県と連携し、排ガス基準を満たさないディーゼル車の走行規制を首都圏で開始(03年)
  • 日本自動車工業会が280馬力までとする自主規制を撤廃(04年)

200510/21~11/6

テーマ

“Driving Tomorrow!” from Tokyo みんながココロに描いてる、くるまのすべてに新提案。

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,200
  • 出展社数
    239
  • 入場者数
    1,512,100
  • 日産 GT―R PROTO

    日産 GT―R PROTO

    07年発売の市販モデルにかなり近いデザインのプロトタイプ。水野和敏氏を責任者とする開発チームがニュルブルクリンクでテスト走行を重ね、チューンを煮詰めていた。

  • ホンダ FCX CONCEPT

    ホンダ FCX CONCEPT

    三つのモーターで四輪を駆動する燃料電池車。トヨタと互角以上の開発競争を続けてきたホンダだが、世界初市販の称号はトヨタ・ミライに譲ることになった。

  • レクサス LF―A

    レクサス LF―A

    レクサスブランドの頂点として、世界のスーパースポーツと肩を並べられる超高性能車の開発が始まった。センターの3穴マフラーなど独自デザインが早くも確立している。

  • 三菱 コンセプト D:5

    三菱 コンセプト D:5

    スクエアでワイルドなデザインが特徴的なミニバンのコンセプト。そのテイストは、07年発売のミニバン「デリカD:5」に生かされる。

  • スズキ LC

    スズキ LC

    往年のフロンテ360を思わせる愛らしい軽のコンセプト。チェック柄のシートやナンバープレートの車名のロゴがレトロ感たっぷりで泣かせる。

  • レクサス LF―Sh

    レクサス LF―Sh

    国内ではしばらくトヨタ・セルシオを名乗っていた、レクサスのフラッグシップセダン「LS」。第44回ショーでようやく、次期型を匂わせる「LF―FC」が発表された。

主な出来事

  • レクサス専用店舗が全国で開業(05年)
  • 違法駐車の確認業務の民間委託が開始(06年)

200710/26~11/11

テーマ

世界に、未来に、ニュースです。
"Catch the News, Touch the Future."

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,300
  • 出展社数
    241
  • 入場者数
    1,425,800
  • トヨタ FT―MV

    トヨタ FT―MV

    主要オーナーである「マイルドヤンキー」層に訴えるべく、いかついグリルが特徴のミニバン・アルファードの2代目。15年発売の3代目で、迫力はさらに増すことになる。

  • 日産 GT―R

    日産 GT―R

    年内の発売がアナウンスされた、完成形のお披露目。その後現在に至るまで、日産のイメージリーダーとして世界で販売され、細かい改良による進化が続いている。

  • ホンダ CR―Z

    ホンダ CR―Z

    小型FFスポーツ「CR―X」の21世紀的解釈か。ハイブリッドとの組み合わせは珍しい6速マニュアルを、かたくなにラインナップに加えるあたりがホンダらしい。

  • レクサス LF―A

    レクサス LF―A

    05年に続く試作車。小出しの仕様発表で自然吸気のV型10気筒というエンジン形式が明らかになると、F1譲りのパフォーマンスにファンの期待は高まった。

  • マツダ 大気(たいき)

    マツダ 大気(たいき)

    「空気の流れが目に見えるデザイン」をうたう奇抜なデザイン。その中身は次世代ロータリーを積む古典的FRで、次期型RX―7を見据えた試作の一つとなった。

  • 三菱 i―MiEV スポーツ

    三菱 i―MiEV スポーツ

    電機メーカーをグループに抱え、エレクトロニクス技術に長けた三菱の本領発揮といえるEV試作車。最近は自動運転の分野でも技術の結集を図る。

主な出来事

  • 運転免許制度で普通と大型の間に「中型」が新設され、3区分に(07年)
  • 日産「NISSAN GT-R」が5年ぶりに復活。スカイラインの名は車名から消える(07年)
  • トヨタが生産台数で米ゼネラル・モーターズを抜き、世界一に(07年)
  • 後部座席のシートベルト着用が義務化(08年)

200910/23~11/4

テーマ

クルマを楽しむ、地球と楽しむ。
"Fun Driving for Us, Eco Driving for Earth"

  • 会場
    幕張
  • 入場料
    1,300
  • 出展社数
    109
  • 入場者数
    614,400
  • トヨタ FT―86 コンセプト

    トヨタ FT―86 コンセプト

    スバルとの共同開発による、水平対向エンジンで後輪を駆動する「86」のコンセプト。スバルからはBRZとして市販された。現代版ドリフトマシンとして人気。

  • 日産 リーフ

    日産 リーフ

    カルロス・ゴーン社長肝いりの、世界各国での量販を狙う戦略的電気自動車。そのボディー形状は、床下バッテリーによる腰高感が少ない5ドアハッチバックが選ばれた。

  • ホンダ EV―N

    ホンダ EV―N

    往年の軽の名車「N360」のエッセンスを取り入れた、軽規格のEV。2012年にデザインコンセプトを引き継いだN―ONEを発売、派生車種も展開して人気となった。

  • レクサス LFA

    レクサス LFA

    過去2回展示されたコンセプトカーの名称からハイフンを抜いて正式車名に。ヤマハ製エンジンは音の調律にまでこだわり、10年から2年間で限定500台が生産された。

  • マツダ 清(きよら)

    マツダ 清(きよら)

    低燃費と軽快な乗り味を実現するマツダの技術体系「スカイアクティブ」を詰め込んだコンパクトカー。自社開発のディーゼルとともに実用化され、マツダの好調を支える。

  • 三菱 PX―MiEV

    三菱 PX―MiEV

    販売不振の三菱が生き残りをかけて注力する、電気自動車のコンセプト。デザインの大部分は、12年発売の2代目アウトランダーに引き継がれる。

  • 日産 ランドグライダー

    日産 ランドグライダー

    一見不安定なボディーだが、コーナリング時はJR九州の特急列車ばりに車体が傾いてスムーズに曲がるという。グライダーの滑空をイメージしたことから、この名が付いた。

主な出来事

  • ETCをつけた普通車などの高速道路料金の上限が土日祝日は原則「1千円」になる休日特別割引が始まる(09年)
  • 三菱が電気自動車「i-MiEV」を発売(09年)

201112/2~12/11

テーマ

世界はクルマで変えられる。
"Mobility can change the world."

  • 会場
    東京ビッグサイト
  • 入場料
    1,500
  • 出展社数
    174
  • 入場者数
    842,600
  • 日産 ESFLOW

    日産 ESFLOW

    初代フェアレディZの面影が色濃い、モーター駆動の2シータースポーツ。リーフのノウハウを応用した。ただ、国産の本格EVスポーツ発売はいまだ実現に至っていない。

  • ホンダ EV―STER

    ホンダ EV―STER

    コンパクトな2シーターオープンEV。躍動感のあるデザインは、ガソリンエンジンをミッドシップに積んで15年に発売した、「ビートの再来」ことS660に受け継がれる。

  • スバル ADVANCED TOURER CONCEPT

    スバル ADVANCED TOURER CONCEPT

    14年に発売されたレヴォーグの源流と言えるスポーツワゴン。水平対向エンジンと電気モーターの組み合わせは、13年発売のXVハイブリッドで市販化されることになる。

  • スズキ REGINA

    スズキ REGINA

    徹底した軽量化と空力性能の追求によって、ハイブリッド車並みの低燃費の実現をうたう試作車。切れ上がったリアタイヤハウスが、往年のシトロエンDSを思わせる。

  • ホンダ マイクロコミューターコンセプト

    ホンダ マイクロコミューターコンセプト

    トヨタと並んで、超小型の都会向けモビリティーの実用化と普及に意欲的なホンダ。耕耘機やバイクなど、ちっちゃい機械を作り慣れているホンダにやや分があるか。

  • トヨタ Fun―Vii

    トヨタ Fun―Vii

    第44回ショーでも散見された、ワイヤレスデバイスとの融合を試みた一台。だがそろそろ、インフォメーションを車内外に大写しにする以外のアイデアが見たい。

主な出来事

  • レクサスが高級スポーツカー「レクサスLFA」を発売。価格は3750万円(10年)
  • 富士重工業が自動でブレーキをかけて完全に停止する機能「新型アイサイト」を実用化(10年)
  • 日産が電気自動車「リーフ」を発売(10年)
  • 東京モーターショーが東京ビッグサイトで初めて開催(11年)
  • 首都高速道路が距離に応じた料金制度に移行(12年)
  • 新東名高速が御殿場-三ケ日間で開通(12年)

201311/22~12/1

テーマ

世界にまだない未来を競え。
"Compete! And shape a new future."

  • 会場
    東京ビッグサイト
  • 入場料
    1,500
  • 出展社数
    178
  • 入場者数
    902,800
  • トヨタ FCV CONCEPT

    トヨタ FCV CONCEPT

    ハイブリッド車に続いて世界初市販の冠を手にした燃料電池車。「ミライ」として14年に日本、翌年に北米で発売された。すでに1年待ち以上のバックオーダーを抱える。

  • ホンダ NSX CONCEPT

    ホンダ NSX CONCEPT

    世界各地でお披露目を重ねた次期型NSXのコンセプトモデル。細部を熟成して16年の市販が発表された最終形の展示は、第44回ショーの目玉の一つだ。

  • レクサス LF―NX

    レクサス LF―NX

    14年に「NX」として発売されたコンパクトクロスオーバーSUVのコンセプトモデル。エッジの効いた内外装は、適度なリファインのみで市販された。

  • 三菱 Concept XR―PHEV

    三菱 Concept XR―PHEV

    コンパクトな3気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車。その迫力あるフロントマスクは、15年発売の新型アウトランダーに受け継がれる。

  • ダイハツ FC凸DECK

    ダイハツ FC凸DECK

    トレーラーの牽引車のデッキ部分をクラブのDJブースに置き換えたようなデザイン。レアメタルを用いない燃料電池ユニットを組み込んだ先進技術を取り入れた。

主な出来事

  • トヨタ「カローラ」の販売が世界で4千万台突破。1966年の販売開始から46年9カ月で達成(13年)
  • 自動車評論家の徳大寺有恒さんが死去(14年)
  • トヨタが世界で初めて燃料電池車(FCV)の「MIRAI」を発売(14年)

201510/29~11/8

テーマ

きっと、あなたのココロが走り出す。
"Your heart will race."

  • 会場
    東京ビッグサイト
  • 入場料
    1,600
  • 出展社数
    160
  • 入場者数
    812,500
  • マツダ RX-VISION

    マツダ RX-VISION

    イケイケなマツダが満を持して世に問う、スカイアクティブ版ロータリー。ロングノーズ・ショートデッキの正統派スポーツに積む。3ローターかも?と考えるだけで胸熱。

  • トヨタ キカイ

    トヨタ キカイ

    エンジンやサスなど機械類がバイクみたいにむき出しの、レトロフィーチャー仕立て。異世界SFアニメに出てきそうないでたちが、ショー会場でも人気だった。

  • ホンダ NSX

    ホンダ NSX

    小出しこだしに世界中でお披露目を重ねて引っ張り続けた、2代目NSX。ミッドシップにハイブリッド×モーター駆動四駆という、最先端ギミック満載の高級スーパーカー。

  • トヨタ S―FR

    トヨタ S―FR

    スポーツカー離れが著しい若者を呼び戻そうと安価なハチロクを投入したものの、まだ高価で中高年にしか売れないという現実。さらに小さくて安いスポーツカーで挽回を図る。

  • 豊田合成 フレスビー

    豊田合成 フレスビー

    ボディー全体がエアバッグとなり、衝突した歩行者の衝撃を和らげるという逆転の発想。商品化の成否はともかく、「人に優しいクルマ」の、部品メーカーによる一つの解釈。

  • 日産 コンセプト2020ビジョン グランツーリスモ

    日産 コンセプト2020ビジョン グランツーリスモ

    人気テレビゲーム「グランツーリスモ」とコラボした、ゲーム登場車を念頭に置いたデザインスタディ。リアルとバーチャルが交錯するフォルムは、戦闘機のように鋭利だ。

  • ホンダ クラリティ FUEL CELL

    ホンダ クラリティ FUEL CELL

    トヨタと並んで熱心な研究開発を続けてきた燃料電池車の、やっと市販されるホンダ初の量産車。レクサスブランドへの投入発表でさらに先行しそうなトヨタを追撃できるか。

  • 三菱 eX コンセプト

    三菱 eX コンセプト

    EVに注力する三菱が、低迷からの起死回生をかけて送り出す、次世代SUVコンセプト。400キロという長い航続距離や、緻密な電子制御による四駆を売りにする。

  • 日産 IDS コンセプト

    日産 IDS コンセプト

    ゴーン社長がEVの普及に執心な一方で、自動運転技術の研究にも力を入れる日産。自動運転と手動運転をスムーズに切り替えられる、ごく近い未来のクルマ像を提案する。

主な出来事

  • 軽自動車税が4月1日以降納車分から増税。7200円から1万800円に(15年)
  • トヨタ自動車の純利益が前年比19.2%増の2兆1733億円に(3月期決算)。2兆円超えは国内上場企業で初(15年)
  • 独フォルクスワーゲンがディーゼルエンジン車の排ガス規制を不正に逃れていたことが発覚。対象車は世界で1千万台超に(15年)
  • 三菱自動車の燃費試験不正が日産自動車の指摘で発覚。三菱自は日産の出資を受けて立て直しを目指す(16年)
  • トヨタ自動車がダイハツ工業を完全子会社化(16年)
  • ホンダが新型「NSX」を発表。ハイブリッド車(HV)となって約10年ぶりに復活(16年)

201710/25~11/5

テーマ

世界を、ここから動かそう。
"BEYOND THE MOTOR"

  • 会場
    東京ビッグサイト
  • 入場料
    1,800
  • 東京モーターショー

    東京モーターショー

    2017年10月27日~11月5日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催。(CG画像は、ホンダが東京モーターショーで世界初出品するEVのスポーツカーのイメージ=同社提供)

主な出来事

  • トヨタ自動車とマツダが資本提携。EVの共同開発を進めることで合意(17年)
  • 欠陥エアバッグ問題で、自動車部品大手タカタが経営破綻(はたん)。負債は1兆円を超え、製造業では戦後最大(17年)

東京モーターショー特集

  • 第45回東京モーターショー2017

     日本自動車工業会は9月21日、10月に開く東京モーターショーの概要を発表した。国内では車の人気に陰りが見え、他地域のショーに勢いを奪われつつある。VR(仮想現実)を使った展示などで新機軸を打ち出し、打開を図る。

  • コンセプトカー時代を映す コンセプトカー

     60余年の歴史を彩った、メーカー力作のコンセプトカーたち。めでたく市販されヒットしたクルマもあれば、時代を先取りしすぎた?失敗作も……。代表的な139台を写真と寸評で振り返ります。

  • 第43回東京モーターショー2013

     世界12ヶ国から合計178社が出展し、前回2011年の約84万人を上回る約90万人が来場した。 近隣では「お台場モーターフェス」が併催、クルマ・バイクに触れることができました。

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