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トヨタ、世界6地域に品質責任者 リコール受け特別委

2010年3月31日2時20分

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写真記者会見で、記者の質問に答えるトヨタ自動車の豊田章男社長(中央)=30日午後、愛知県豊田市、川津陽一撮影

写真リコール問題を受けて新設された「グローバル品質特別委員会」の初会合=30日午前、愛知県豊田市、川津陽一撮影

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 トヨタ自動車は30日、「グローバル品質特別委員会」(委員長・豊田章男社長)の初会合を愛知県豊田市の本社で開いた。特別委は一連のリコール(回収・無償修理)問題を受けて新設。苦情など顧客の声を素早く経営に反映させる狙いだ。今後も年2回開催し、品質管理体制の向上を目指す。

 特別委には役員のほか、北米や欧州など地域ごとに任命された「品質特別委員」、設計や生産、販売など各部門の幹部ら約50人が参加。今回のリコールで露呈した様々な問題点や、各部門の課題などを議論し、改善策をまとめた。

 リコール対応の遅れについては、海外の情報が本社へ迅速に伝わらなかったことが一因と分析。この問題を解消するため、世界を6地域に分け、それぞれ「車両品質責任者」を置き、本社のリコールの判断に関与できるようにする。各地域には品質管理の小委員会も設け、本社の指示に頼らずに改善策を検討する体制も整える。

 海外の不具合情報を収集する拠点は、現在は北米に1カ所だけだが、欧米と中国に計20カ所設ける。本社の技術部門には5月、「設計品質改善部」を新設。不具合情報を新車開発に生かす。各地域には、7月までに品質管理の人材教育施設も開設する。

 今回まとめた改善策は、大学教授や消費者団体関係者、自動車評論家ら4人の有識者に評価を依頼。その結果を6月をめどに公表する。

 豊田社長は特別委後に記者会見し、「品質向上という共通の目標に向かって意見を出し合い、強く結束できた。今日が品質関係の出発点だ」と話した。(中川仁樹、久保智)

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