千葉県市原市を南下してきた小湊鉄道は、大多喜町にある上総中野駅へ至る。ここで同じローカル線のいすみ鉄道に接続する。 もともと小湊鉄道は房総半島を縦断し、鴨川市の小湊まで鉄路が計画されていた。192…[続きを読む]
春は新緑、秋は紅葉。沿線で一番の観光地の玄関口とあって、シーズン中の養老渓谷駅は活気づく。列車を降りたハイキング姿の観光客らが、千葉県市原市と大多喜町にまたがる養老渓谷の散策に向かう。 そんな中、…[続きを読む]
上総大久保駅から養老川を下った千葉県市原市の山中に、話題のパワースポットがある。地球のN極とS極が逆さまだった名残の「磁場逆転地層」。元高校地学教師の堀内正貫さん(73)に案内してもらった。 同市…[続きを読む]
懐かしいと感じる人はきっと多いだろう。厚紙でできた切符の硬券(こうけん)。自動改札機の普及に伴い、いまや全国的にも珍しくなったが、月崎駅では昨夏、47年ぶりに販売を再開した。 売っているのは、駅前…[続きを読む]
春になると桜や菜の花の名所となる飯給(いたぶ)駅のホーム脇は、高さ2メートルの黒塗りの丸太でぐるりと楕円(だえん)形に囲まれている。約200平方メートルの敷地内には、カーテンのついたガラス張りの個室…[続きを読む]
里見駅に到着した下り列車の運転士が、輪っかがついた革製のケースを駅員に手渡す。それを、後からきた上り列車の運転士のものと交換した後、上下それぞれ出発していった。 ケースの中には、○や△の穴が開いた…[続きを読む]
高滝駅付近に広がる高滝湖に今春、小型旅客機の原寸大模型が浮かんだ。千葉県市原市南部で開かれた中房総国際芸術祭の作品の一つで、芸術祭の中核施設となったのが駅から徒歩20分の市原湖畔美術館だ。 それま…[続きを読む]
寄り添うように、覆いかぶさるように。上総久保駅にはイチョウの木が1本、すっくと立つ。 紅葉シーズンを迎えると、高さ20メートルほどの木は上から下まで真っ黄色に染まる。普段は1日の利用者が20人に満…[続きを読む]
山奥のひなびた駅で列車を待つ刑事・杉下右京。そこで一人の男と出会い、身の上話を始める――。3月に放送されたテレビ朝日の人気ドラマ「相棒」の印象的なシーンはここ、上総鶴舞駅で撮影された。 小湊鉄道は…[続きを読む]
毎朝午前7時39分。周りに田んぼ以外何もない小さな上総川間(かずさかわま)駅に列車が着くと、制服姿の高校生がぞろぞろ降りてくる。約15分歩いた先の千葉県立市原特別支援学校「つるまい風の丘分校」の生徒…[続きを読む]
「おばあちゃん、今日も元気で」「お陰様でなんとか生きているよ」 毎月3と8のつく日、上総牛久(かずさうしく)駅前商店街通りで開かれている「牛久朝市」。新鮮な野菜や魚をそろえた店が5、6軒並び、買い…[続きを読む]
上総山田駅近くにある千葉県市原市立養老小学校の一角に、「学童殉難の碑」がひっそりたたずむ。 1945年5月8日。米軍機の機銃掃射で、約4キロ離れた分校の4年生児童3人が死亡した。戦後間もなく地元有…[続きを読む]
2001年2月17日午後8時50分ごろ、無人の上総三又(かずさみつまた)駅から出火、木造平屋建て駅舎約25平方メートルが全焼した――。小湊鉄道の黒川雄次・鉄道部長(62)は「前代未聞の出来事。社員を…[続きを読む]
「あまありき」と読む。全国あまたの駅の中でも、かなり難読・珍名と言えるだろう。駅がある地域の地名が海士有木。市民ですら読めそうで、読めない。 国内屈指の京葉臨海工業地帯を擁する千葉県市原市だが、昔…[続きを読む]
上総村上をはじめ、上総牛久など九つの駅名に「上総」がつく。小湊鉄道が縦断する千葉県市原市には、かつて上総国の国府が置かれた。平安時代に書かれた「更級日記」の作者・菅原孝標女(すがわらのたかすえのむす…[続きを読む]
雲ひとつない秋空が広がった11月15日。午前10時10分、未婚の男女47人を乗せた特別列車が五井(ごい)駅(千葉県市原市)から出発した。行き先は、色づき始めた紅葉スポット養老渓谷だ。 クリームと赤…[続きを読む]
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