正門

市場には六つの入り口があります。正門は明け方から昼にかけて、車の往来が途切れません。一日の平均入場車両は約18000台。場内は車両優先なので、仕事の邪魔にならないように注意しましょう。

拾得物掲示板

スッポン、シマアジ、ネコの骨つぼ…。ぜんぶ、市場内の落とし物。他では見られない珍しい「品々」が掲示されます。冷凍マグロ1本が落ちていたことも。落とし物が届くと、場内アナウンスが響きます。

発泡スチロール処理場

市場内に出る大量の発泡スチロールは、リサイクルされています。ここの処理場で溶かして圧縮し、プラスチック製品や新たな発泡スチロールなどの原料として再利用します。

魚がし横町

築地を代表する飲食店街です。今や世界中の観光客が、この横丁をめざします。すし・とんかつなどの飲食店から刃物・ゴム長靴の店まで約140店がひしめきあいます。人気の寿司屋は2時間待ちになることも。牛丼「吉野家」の1号店もあります。

買荷保管所

買い出しに来た業者が仲卸などで購入した商品を、一時的に預かってもらう場所です。「潮待(しおまち)茶屋」とも言われています。市場が日本橋にあったころ、荷を運ぶ舟や満潮を待っていたことが由来だそうです。

波除神社

築地を埋め立てたのは約350年前。工事は難航しましたが、荒れる波間に漂っていたご神体を祭ったら波風がとまったそうです。以来、厄よけ稲荷として信仰されてきました。境内には市場ならではの塚があります。海老塚・すし塚・玉子塚まで。

青果仲卸売場

青果部のルーツは、京橋の青物市場「大根河岸」。築地市場が開設したとき、水産部と一緒に移転してきました。青果部門には約100の仲卸業者がいます。卸売業者から買った野菜と果物を、小売業や飲食店の人たちなどに売る場所です。

青果卸売場

築地市場は魚だけではなく、野菜と果物も取引しています。「やっちゃば」と親しまれています。規模は太田市場に次いで都内2位で、料亭やレストランなどが求める高級食材を多く取り扱っています。卸売業者は3社(青果・漬物・鳥卵)あり、ここで仲卸業者に産物を販売します。

水(すい)神社

魚河岸の守護神で、市場の中にあります。徳川家康の江戸入府とともに移住した摂津国の漁師たちが、大漁と海上の安全を祈願したのが始まりと言われています。本殿は神田明神(東京都千代田区)にあり、築地市場にはその遥拝所が置かれています。

水産仲卸業者売場

仲卸業者が卸売業者から買った水産品を、小売業者に売っています。仲卸は現在約650業者。市場の活気を代表する場所で、早朝は買い出しに来る人たちのどよめきに包まれます。一般の人が見学できるのは午前9時からです。

水産卸売業者売場

各産地から届いた水産品を、7つある卸売業者が仲卸業者に販売しています。セリによる取引はマグロ・ウニ・一部の鮮魚などです。多くは「相対取引」といって、卸売と仲卸の1対1で取引されます。一般の立ち入り禁止ですが、マグロのセリは申し込めば見学できます。

築地市場駅

都営大江戸線の地下鉄駅で、2000年開業。A1出口は築地市場の目の前です。改札口を出る前から、魚と海の匂いがします。平日の早朝から市場をめざす観光客でにぎわっています。海外から訪れる人も増えました。

勝鬨(かちどき)橋

築地のシンボルになっている橋で、国の重要文化財です。万国博覧会会場(開催は中止)への入り口として1940年に完成しました。真ん中が跳ねて船を通す仕組みになっていますが、40年以上開いていません。夜間はライトアップされます。

築地大橋

2020年東京五輪の主要道路となる環状2号線の橋です。晴海の選手村正面ゲートと新国立競技場方面を結びます。隅田川では最も下流に架けられました。片側3車線+歩道つき。築地市場から豊洲新市場へは、この橋を渡って約2キロです。

おさかな普及センター資料館

水産物や市場の歴史などを展示する資料館として開館しましたが、現在は資格講座や料理教室など魚食文化の普及に力を入れています。魚の産地・旬や料理法などに精通した「おさかなマイスター講座」が、主な活動です。マグロのセリ見学の受付・集合場所にもなっています。

銀鱗文庫

築地市場の中にある「図書室」。仲卸店と一般会員でつくるNPO法人が運営しています。魚がし横丁7号館の2階にあり、漁業や食文化に関するマンガ・雑誌・本を収集、保管しています。勉強会も開催し、魚食文化の普及につとめています。

3D築地マップ

東京ドームの5倍近い広さを持つ築地市場。そのにぎわいある市場と周辺を3Dマップで紹介します(実際は立ち入り禁止の区域もあります)。マップの情報は今後も増やしていく予定です。

地図

お使いのブラウザーで、3D築地マップはご覧になれません。下の動画でご覧ください。