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千葉・銚子の「空の歴史」掘り起こす 木製プロペラから

 銚子映像クラブ会員の塚本登さん(54)が、出身の銚子市立第三中学の倉庫に眠っていた1本の古ぼけた木製プロペラから、銚子がかつて民間水上飛行機の晴れ舞台だった史実を掘り起こした。昨年末、同市であった市民映像祭で「プロペラに憑(つ)かれた男」として発表した。

 同クラブ会長で、少年時代に飛行士を目指した堺敬生さん(72)の協力で調査が進み、映像にまとめられた。

 昭和の初期から太平洋戦争中にかけ、現在の銚子大橋付近の利根川を発着場に、水上飛行機専用の「大利根飛行場」が設置されていた。

 最盛期には、旧海軍から払い下げられた水上飛行機7機があった。うち4機が常時、銚子―佐原間や水郷地帯などへの遊覧飛行に従事していた。

 飛行場の創設者は、当時、全国でも数少なかった「1等飛行士」の資格を持つ故猿田秀文氏(小見川町出身)だった。飛行士を目指す20歳前後の若者が各地から集まり、常時十数人が飛行場で働きながら操縦を学んでいたという。

 プロペラは塚本さんが三中に在籍していた40年前、音楽室のような広い教室の後方に置かれていた。3年ほど前、そのプロペラが気になり問い合わせたところ、廃棄寸前で倉庫にあることが分かり、引き取った。

 埼玉県所沢市の航空発祥記念館や猿田飛行士の遺族を訪ねるなど調べを進めた。大正11(1922)年に製作され、ドイツ製の単葉水上飛行機に使われていたプロペラに酷似していた。

 大利根飛行場の飛行機は同種のもの。木製で壊れやすいプロペラは取りかえ用もあってかなりの数があった。その1本が同中学に寄贈されたらしい。

 塚本さんらは、プロペラの収納先を探している。歴史に関連する銚子市内の施設での展示を希望している。  (04/01/13)







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