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「仕事でむしゃくしゃ」加藤容疑者、事件前に職場で激高

2008年6月10日11時35分

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 東京・秋葉原の電気街での無差別殺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された派遣社員加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が警視庁の調べに、「仕事がうまくいかず、むしゃくしゃしていた」「仕事に不満があった」などと供述していることがわかった。仕事上の問題が事件につながった可能性もあるとみて、警視庁は調べている。

 加藤容疑者は人材派遣会社の日研総業に登録し、関東自動車工業の静岡県裾野市の工場に塗装工程の作業員として派遣されていた。日研総業などによると、事件3日前の今月5日朝、勤務先の工場で、作業着をめぐって加藤容疑者が職場で激高するトラブルがあったという。

 同僚や派遣会社などによると、加藤容疑者は5日午前6時すぎ、早番勤務で出勤。更衣室で「おれのつなぎ(作業服)がない」と怒り出し、「この会社はなめている」と言い残して早退したという。

 だが、実際には加藤容疑者の作業服はラックの中にあった。派遣元の社員が同日午前中に自宅を訪ね、「作業服はいつもの場所にあった」と伝えたが、「今日はもう休みます」と答えた。翌6日は初めて無断欠勤したという。

 加藤容疑者は同日、電車を使って福井市を訪れ、事件に使われたとみられるナイフと特殊警棒、計約3万円分を購入したと警視庁の調べに話しているという。

 また、加藤容疑者が働いていた工場では6月末に、派遣社員を減員する計画が持ち上がっており、工場にいる約200人の派遣社員を50人に減らすことになっていた。

 派遣元は違うものの加藤容疑者と同じ塗装工程で仕事をし、自らリストラ対象となった男性によると、リーダーから「契約は6月まで」と言われた際、加藤容疑者も通告を一緒に聞いたという。この時、加藤容疑者も「青森に帰ってバイトでも探すかな」と話していたという。

 ただ、日研総業によると、加藤容疑者は勤務態度がよかったことから継続を決めて3日に本人に伝えたという。

 警視庁の調べにも加藤容疑者は「契約継続を知っていた」と供述。しかし、逮捕直後は「仕事はやめた」と話していたといい、同庁は職場への嫌悪感が事件の背景にあったとみて調べている。

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