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ダイエーの買収に名乗りを上げたソフトバンクの孫正義社長は18日、買収が実現すれば、豊富な資金による積極的な支援で「強くて勝てるチーム」にするという運営ビジョンを示した。本拠は移転しない方針も明らかにし、突然の買収提案にも選手に大きな混乱はなかったが、「寝耳に水」となった球団幹部は、不快感を抑え切れずにいた。
18日、福岡市内と東京都内の2会場で記者会見したソフトバンクの孫正義社長の主なやり取りは次の通り。
――なぜこのタイミングの表明になったのか。
ダイエーが再生機構を活用することが確定したのが直接の引き金。それ以前に手を挙げて、ダイエー経営陣やファンに余計な混乱を引き起こさないよう配慮した。一方、これ以上遅くなっても来季からの参入準備に支障があると考えた。
――プロ野球はどこの球団も赤字経営が続いているが、株主には参入をどう説明するのか。
グループで1兆円の売り上げがあり、ヤフーBBなどの新たな顧客獲得に年間1000億円以上を使っている。その状況からすれば、数十億円の範囲の球団の赤字は大きな数字ではない。それでブランドイメージが浸透し、認知度が高まれば、経営的には大変なプラスになると考えている。
――買収金額はどのくらいを考えているか。
保有株には約2兆円の含み益があり、約5000億円の現預金もある。過去の例からしても十分手元資金でまかなえる。他の買収候補が出ても少々のことでは引っ込まない。
――球団名は。
これから検討するが、「福岡」や「ホークス」という言葉は十分検討に値するので、関係者の意見を聞いて判断したい。
――王監督に続けてほしいと考えているか。
子供のころから尊敬していたし、数年前に会って尊敬できる人格にあふれていると感じた。来季以降もぜひとも監督を続け、新しい球団をぐいぐい引っ張っていただきたいと思っている。
――ヤフーBBスタジアムの命名権は、どうするのか。
今季で命名権の契約期限(2年)が終わる。正式にホークス買収の意思表明をした以上、二股をかけるのは申し訳ない。福岡に一本化する。
――独自の球団運営手法は。
ネットや携帯でのチケット購入、ネットを使ったファンと選手とのやりとりを考えている。球団グッズのネット購入、選手愛用品のオークションなども工夫したい。
――来季に間に合うか。
実質的なオーナー不在、国営野球球団というのはよくない。一日も早い決着がいい。プロセスを速めるために名乗りをあげた。間に合わなかったら再来年に向けてがんばるが、来季を強く希望する。
(10/18 23:50)
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