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関西学生野球 現役学生が審判に 「将来は甲子園で」

2008年04月28日06時04分

 大学野球の関西学生リーグで、立命大野球部の3年生マネジャー、大屋公人さん(20)が29日、審判としてデビューする。同リーグで現役学生が公式戦審判を務めるのは、82年に現行リーグが発足してから初めて。審判不足に悩むアマチュア球界にとっては、明るい話題だ。

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立命大の部室の鏡前で練習する大屋さん。公式戦デビューを前に、フォームのチェックに余念がない

 念願の晴れ舞台は、大阪・南港中央球場での京大―関大戦。自宅の鏡前で、毎日のフォーム練習にも力が入る。

 公共施設のトイレでも鏡に自分の姿が映れば思わず、右手を突き出して「アウト」、両手を広げて「セーフ」。街で突然、路側帯を一、三塁線に見立て、ライン際の打球を見極めるイメージトレーニングを始めてしまうこともある。プロ野球よりも、高校野球の審判が手本。「プロはオーバーリアクション気味。演出を抑えた中で、格好いいポーズをとること」が信念だ。

 自他ともに認める「審判マニア」。札幌市出身。小学4年で野球を始めた。北海道・立命館慶祥高2年時、練習試合で審判をし、「野手と同じように、プレー中にフォーメーションがある」と教えられ、面白さを感じた。立命大ではマネジャーに専念するつもりだったが、審判好きが知れ渡るとチームの紅白戦だけでなく、高校野球の練習試合でも声がかかり始めた。

 近年、アマチュア野球の審判は、慢性的な人手不足に陥っている。「人間の価値観が変わり、一日が無報酬でつぶれ、誰も褒めてくれない審判はなり手が少なくなった」と大学野球関係者は話す。高齢化も進み、大屋さんを除くと、各大学OBが務める同リーグの審判60人は、昭和の卒業生が6割を占める。

 「縁の下の力持ち」を楽しむ大屋さん。「将来は甲子園で審判をしてみたい」と夢を語る。(清水寿之)

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