阪神打線に打ち込まれた5回裏、マウンドを降りる巨人の上原(中央)=伊藤恵里奈撮影
(26日、阪神6―2巨人)
小走りに三塁ベンチへ戻った。うつむき加減に。巨人の上原にとって、地元関西での降板劇。悔しさと恥ずかしさ、情けなさ。チームの連勝を止め、今季5度目の登板も負けて4敗目。通算106勝右腕が、一つ勝つことにもがき苦しんでいる。
128キロ。打たれたのは伝家の宝刀フォークだった。5回1死一、三塁で葛城に右中間へ運ばれた。3回の集中打での3点に加え、致命的な2失点。立ち上がりこそ140キロ台を連発し復調の兆しは見せたが、78球で力尽きた。
前回登板から、調整法を若手時代のものに戻した。遠投で肩を仕上げ、外野を走って汗を流した。「チームに迷惑をかけている」。そう話していた。FA(フリーエージェント)権を得て燃え尽きたのでは?という声には鼻で笑った。万全の準備で挑んだはずのマウンドで打たれた。
帰りのバスまで無言を貫いた上原。今後は原監督との話し合い次第となるが、2軍再調整の可能性も出てきた。