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広島市、新球場の命名権売却へ 現「市民球場」は残す

2008年7月10日19時45分

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 プロ野球・広島カープの本拠として来春オープンする新球場について、広島市は10日、命名権(ネーミングライツ)を企業に売却することを明らかにした。財政難の市は昨年、「広島市民球場」の名で親しまれてきた原爆ドーム前の現球場の命名権売却を検討したが、市民感情に配慮して断念している。今回、約2.5キロ離れた場所にできる新球場ならば、市民やファンの抵抗が少ないと判断した。

 10月にも購入企業を募る。契約期間は新球場オープン時から5年で、年2億円以上の契約金を条件とする。募集は県内に本店や営業所を置く企業に限定し、「金額面だけでなく、応募企業の企業倫理にも着目して選定する」(市都市活性化局)としている。売却益は将来の大規模補修工事の財源確保にあてるという。

 現球場は被爆12年後の1957年7月、市民の要望を受けた経済界の寄付で完成した。このため、「市民球場」の名に特別な思いを抱く市民が多いとされる。(武田肇)

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