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ダルビッシュ粉砕 西武、連日のサヨナラ

2008年05月08日12時30分

(7日、西武4―3日本ハム)

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9回裏西武2死満塁、片岡にサヨナラの適時打を許し逆転負けを喫した日本ハム先発のダルビッシュ=鬼室黎撮影

 スパイダーマンの覆面をかぶって登場し、ヒーローインタビューの前にベンチの上にのった片岡は「(パフォーマンスの)イメージが試合中から出来ていた」という。あわててベンチを飛び出した大久保打撃コーチは、左足を痛めて動けなくなってしまった。1日、6日に続く今月3度目のサヨナラ勝ち。底抜けに明るい獅子たちが、ダルビッシュまで沈めてみせた。

 9回2死満塁、三塁手の頭を越す高いバウンドの安打で試合を決めた25歳の1番打者を勇気づけたのは、渡辺監督の言葉だ。「今、ダルを打ち崩せるのはうちのチームしかない」。8回にあった円陣で耳にした。自信を胸に、失敗を恐れず攻める「行け行け打線」が日本を代表する右腕を攻略した。

 7回、1死三塁から大島の遊ゴロで同点にした場面は、走者のG・G・佐藤を打球が転がった瞬間に走らせる「ギャンブルスタート」のサインが出ていた。以前、三塁走者の牽制(けんせい)死につながったプレーを指揮官は迷いなく出した。9回、二塁打で出た中村は悪送球をしているし、片岡は前日に4度二盗を試み、2度失敗していた。

 「ミスをしたからといって怒られることはない」と片岡はいう。指揮官は「積極的なミスはしからない。選手が萎縮(いしゅく)してしまうのがこわい」。ベンチに根付く信頼感が、度重なる劇的な勝利を生み、2位日本ハムとのゲーム差は5に開いた。(八鍬耕造)

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