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阪神、ヤクルト村中を狙い打ち 今季最多の貯金15

2008年5月17日11時45分

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(16日、阪神8―5ヤクルト)

 やられたら、やり返す。しかも、相手が自信を持つ球を打ち崩して――。今季の阪神の強さを象徴するような勝利だった。

 ヤクルトの村中には、初顔合わせだった4月19日の対戦で完敗している。変化球でカウントを整えられ、荒れ球の直球に手を出し、7回をわずか2安打に抑えられた。

 その左腕をいかに攻略するか。広沢コーチは「ストレートを打てるかにかかってる」と見ていた。その期待に打線がきっちり応えた。

 1回は新井が148キロの直球を右翼線に運んで先制点。3回には鳥谷が143キロを右中間にはじき返して2点適時三塁打。4回にも直球狙いで5連打し、4点を挙げた。

 苦い敗戦から編み出した攻略法。タイミングを直球に合わせ、ストライクゾーンの球は初球から振って出る。甲子園には面白いように快音が響き、今季初の先発全員安打も記録した。

 4打点の新井は「一番いいボールが真っすぐだし、それを打ち返そうと思っていた」と手応えを口にする。村中に浴びせた10安打のうち6本は直球。相手の決め球さえも打ちごろの球に出来るだけの勢いが、阪神打線にはある。岡田監督は「まっすぐにやられたから、まっすぐを狙った。(狙い通りの)いい流れや」と余裕の笑みを浮かべた。

 苦手意識を持つ前に、相手に苦手意識を植え付ける。村中は、しばらく縦じまのユニホームを見たくないだろう。(松沢憲司)

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