(18日、中日6―5横浜)
ヘルメットを取られ、コップの氷水をかけられた。今年中日にやってきた35歳が一塁を回った途端、ベンチから飛び出してきた仲間に手荒な祝福を受けた。同点の9回2死一、三塁、和田が中前へ自身4年ぶりのサヨナラ安打を放ち、交流戦前最後の一戦を締めた。「最後に決めるところで打てて気持ちいい」と大粒の汗をぬぐい、笑った。
7回の無死二、三塁でも、同点の右中間二塁打。てこずっていた横浜先発のウッドを攻略し、チームはこの回5点を奪って逆転。チェンが8回に3ランを浴びて追いつかれたが、ウッズ敬遠で回ってきたサヨナラ機で、和田が再びチームを救った。「投手が打たれたら打線がカバーする。それがチームですから」
大リーグ・カブスに移籍した福留の穴を埋める期待を背負って新天地に来た。昨季の福留は交流戦を迎える時点で打率3割2分、35打点だった。和田はこの日、3安打3打点で打率を3割8厘に上げ、打点はチームトップの32と数字では見劣りしない。昨季の西武ではシーズン49打点しか稼げなかったが、勝負強さを取り戻しつつある。
20日からは昨季まで戦ったパ・リーグの投手が相手になる。「エース級との対戦が楽しみ。クマ(楽天・岩隈)や西武だったら西口さんとやりたい」。2位で入るのは3年連続だが、昨季は1だった首位とのゲーム差は現在3.5。リーグタイトル奪回を狙う昨季の日本一チームのキーマンは、背番号「5」で間違いない。(坂名信行)
○落合監督(中) 3点リードを追いつかれ「勝ち方に判定があるとすれば、最悪の勝ち方だったな」。