野球の北京五輪1次リーグの対戦日程が正式発表されたのを受け、日本代表の星野仙一監督は21日、準決勝進出をにらんで「(最低でも)4勝以上しなきゃいけない。最後の最後までもつれるケースもある」と表情を引き締めた。
初戦から休養日前までの4試合が重要になりそうだ。全勝を狙った結果3位だったアテネ五輪の反省から「(準決勝進出を見据えて)1次リーグ7試合トータルで考える」と言い続けてきた星野監督も「そういう余裕はないのでは。先手必勝でいかないと」と微妙にトーンが変わった。
初戦は過去3度、金メダルを獲得しているキューバ。監督も「(国際大会に出ていない)150キロ投げる左投手が2、3人いるという情報が入ってる」と警戒する。いきなり厳しい相手だが、むしろモチベーションの面では、初戦ということで照準を絞りやすいだろう。
2戦目は昨年のアジア予選で一時は逆転を許した台湾。オランダ戦をはさみ、4戦目で当たるライバル韓国も含めて手の内を知り尽くした同士の対戦で、競り合いは必至。ここまでの4戦を3勝1敗で乗り切れば、1次突破が大きく近づく。
初戦にキューバ、4戦目に韓国、最後の7戦目に米国と難敵との対戦が分散。投手のやりくりを考えれば、日本にとって都合が良いはず。7試合中6試合がナイターなのも、猛暑の8月の北京を考えればプラスに働く。6戦目の中国戦までに準決勝進出を確実にしておきたいところだ。(松元章)