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ビクトリアカップと呼ばれていたレースは76年、エリザベス女王杯と名前を変えた。前年の75年、英女王が来日したのを記念しての変更だった。
女王は熱心な競馬ファンであり、馬主としても知られる。昨年、女王の生産牧場ロイヤルスタッド(王立牧場)を訪ねた。英国東部ノーフォーク州サンドリンガムにある種牡馬(しゅぼば)1頭、繁殖牝馬(ひんば)二十数頭が暮らすこぢんまりとした所だった。
最新の設備がある一方で歴史も大切に守られていた。れんが造りの厩舎(きゅうしゃ)をのぞくと、馬房のひとつに「ダイヤモンドジュビリー誕生の場」というプレートが掲げられていた。ダイヤモンドジュビリーは100年以上も前の1897年に生まれ、1900年、2000ギニー、ダービー、セントレジャーのすべてを制し、英国競馬9頭目の3冠馬になった。
同牧場で生まれたパーシモンはダイヤモンドジュビリーの兄に当たり、英ダービーなどを制し、種牡馬としても大成功した。英国、アイルランドの両ダービーで優勝したシャーリーハイツもこの牧場で生まれた。英王室は様々な側面から英国競馬を支えてきた。
かつて秋の3歳女王を決めていたエリザベス女王杯は96年に衣替えし、年齢制限を取り払って現役最強牝馬を決めるレースになった。
(11/12 17:03)
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