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格闘技コラム

吉田復活 1年3カ月ぶり 「総合格闘技を五輪競技に」

2008年2月20日

 3月5日に東京・代々木競技場で旗揚げ興行を行う「戦極(せんごく)」で、吉田秀彦が約1年3カ月ぶりのリング復帰を果たす。昨年のPRIDE消滅後、「ファンも選手も信頼出来る場として選んだ」新団体だ。柔道の元五輪金メダリストが転身して6年。新しい戦いの幕が上がる。

 PRIDE男祭りなどでエースとして活躍してきた38歳の相手は、古巣を吸収する形でのみ込んだ米国の格闘技団体UFCの元世界ヘビー級王者であるジョシュ・バーネットに決まった。

 「対策というより、僕は必死でやるしかない。余裕はない」と吉田。大口はたたかない。ムエタイ王者をコーチに招き、打撃系に力を入れた練習を続けている。

 戦極には、初代PRIDEライト級王者の五味隆典や「リアル・ビースト」の異名を持つ藤田和之、同じ吉田道場の滝本誠らが参戦する。「日本のトップクラスの選手がそろった。いろんな意味で注目される。旗揚げ興行では、戦極が『すごい舞台』ということを証明しないといけない」

 日本の総合格闘技界は今、生き残りをかけた各団体の争いが激しさを増している。最近も「HERO’S」を主催するFEGと「やれんのか! 大晦日(おおみそか)! 2007」実行委員会による新イベント「DREAM」の開催が発表されたばかり。

 そんな中で戦極を選んだ理由を吉田は「組織の志の高さ」と言った。

 経営団体「ワールドビクトリーロード」は、日本レスリング協会の福田富昭会長が会長についている日本総合格闘技協会が後ろ盾だ。

 PRIDEが暴力団とのかかわりを一部で指摘されて活動休止に追い込まれたこともあり、「公明正大」を掲げる。倒れた相手の頭部へのキックといった危険度の高い技を禁止するなど競技性をより追求していく考えも賛同できるという。

 「きちっとやるには既存団体ではなく、新しいところがいいと思った。後に続く選手のためにもいい団体をつくらないと。時間はかかると思うが、総合格闘技を五輪競技にできるくらいに頑張っていきたい」

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