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格闘技コラム

魔裟斗、世界奪還へ牙 「K―1 WORLD MAX」4月開幕

2008年3月5日

写真「今年は魅了して勝つ」。魔裟斗は記者会見で意気込んだ

 16人のトーナメントでK―1中量級の王者を決める「K―1 WORLD MAX」の開幕戦が4月9日、広島市の広島グリーンアリーナで開かれる。日本の中量級エース魔裟斗(まさと)(28)にとって今季の初戦だ。大会日程が大きく変わったのを追い風に、5年ぶりの「世界一」へ牙を研ぐ。

 「王者になると決めたので、(初戦は)踏み台にさせてもらう」。2月27日に広島市であった記者会見で魔裟斗は力強く宣言した。

 開幕戦で当たるのは対日本選手無敗のバージル・カラコダ(南アフリカ)。決して楽な相手ではないが、魔裟斗はあくまで秋に決まる王座を見すえる。「今年は優勝すると決めていますから」

 MAXは昨年まで、準々決勝から決勝までを1日で行っていた。選手にとって一気に3試合戦う負担は大きい。「コンディションが悪い中、決勝が行われる状態が何年か続いた」と谷川貞治イベントプロデューサーも認める。

 そこで今年は日程を見直した。開幕戦で8試合を行った後、7月に準々決勝を行う。準決勝と決勝は10月に1日で行い、王者を決める。

 魔裟斗は「変更はものすごくうれしい」と話す。昨年、準々決勝で06年王者ブアカーオ(タイ)を破りながら、両足を痛めて決勝は途中棄権。似たような形で優勝を逃すことがここ数年、相次いでいただけに、日程緩和は大歓迎だ。

 「今までは精神的にきつかった。1日に3試合だと実力だけでは勝てないけど、2試合なら実力で勝てる」

 昨年の屈辱を契機に意識も変えた。「以前は『引退したら何をしようか』とか考えていたが、今は全く思わない。現役で戦う以上、今しかできないことをやる」

 今年に入ってスパーリングの量を倍に増やした。午前3時ごろ寝て昼に起きていた生活も、午前7時起床、午後11時半就寝と規則正しくした。

 開幕戦はMAX初の地方開催。初観戦のファンが多くなる。「バチバチに打ち合ってKOし、魔裟斗の試合は面白いとインパクトを与えたい」。中量級スター選手のプライドをみせた。

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