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競馬ウィークリー

マックイーン2世のはなむけ

2008年03月21日

 16日、阪神競馬場で内田浩一騎手(39)が20年間の騎手生活にピリオドを打った。最後のレースとなったのは第5レース。ケイアイフェラーリに騎乗し、6着になった。通算5781戦320勝の成績を残し、勝負服を脱いだ。

 引退戦を終えた内田は、ファンに向かい、「ありがとうございました。メジロマックイーンのお陰でここまでこられました」という内容のあいさつをした。

 内田といえば誰もがメジロマックイーンとのレースを思い浮かべた。このコンビのハイライトは90年11月の菊花賞だった。ゴール前で迫ってくるホワイトストーン、メジロライアンらを振り切り、3冠レースの最終戦を見事な勝利で飾った。

 そんな内田の節目の日にメジロマックイーン2世が中山競馬で2頭出走していた。内田の引退戦から約2時間半後、中山競馬第10レースに出走したホクトスルタンは先手を奪うと、そのまま1着でゴールイン。さらに第11レース、重賞の中山牝馬(ひんば)Sに出走していたマックイーンの娘ヤマニンメルベイユは柴山騎手の励ましに応えてグイグイと脚を伸ばし、マックイーン2世としては実に7年ぶりの重賞制覇を成し遂げた。

 06年に死んだマックイーンの2世現役馬は数少なくなっている。そんな2世たちが内田の引退を惜しむかのように、記念の日に白星を重ねてみせた。競馬の神様はときに、粋な演出をするものだ。

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