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スポーツ人物館〈北京五輪代表編〉

闘う長身 完全燃焼誓う 清水聡(ボクシング)

2008年4月9日

写真清水聡

 すらりとのびた体。57キロ以下のフェザー級で180センチ近い背丈があるのだから、相手としたらたまらない。「この階級であれだけ身長がある選手はなかなかいない」と連盟関係者。本人も「自分のペースでやれるし、得した気分」。己の長所はよく分かっている。

 中学生の時、父親に地元のジムに連れていかれ、興味がわいた。岡山・関西高でボクシング部へ入るが、高校1年の12月から約9カ月間は辞めていた。「毎朝5時に起きて、練習に行くのがつらくて。遊びたい年頃でもあったし」

 でも、気がつくと鏡の前で拳を握る自分の姿あった。心底好きだったかどうかは分からない。ただ、「またやりたい」という気持ちはあった。部員に頭を下げて、部へ戻った。

 そんな感じだから、高校では全国王者になれなかった。素質が開花したのは駒大に進んでから。大学1年の時に国体で優勝し、全国のトップへと躍り出た。

 競技を長く続けるつもりはない。初めての五輪が、最後の五輪だと決めている。「一つでも多く勝ちたい」。格闘技選手には珍しく控えめな性格だ。

    *

 しみず・さとし 岡山県出身。左ボクサータイプ。2月の北京五輪アジア1次予選で出場権を獲得。07年全日本選手権、国体で優勝。07年世界選手権では初戦敗退。1メートル78センチ、57キロ。22歳。

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