現在位置:asahi.com>スポーツ>格闘技>コラム> 記事 ![]() K―1、10代の新星続々 16歳VS15歳緊迫の攻防2008年04月16日 立ち技系格闘技K―1が10代の選手の育成に力を入れ始めた。広島市の広島グリーンアリーナで9日にあった「K―1 WORLD MAX」では、16歳のHIROYAと15歳の藤鬥嘩裟(ふじつかさ)が対戦。「ユース対決」を前面に打ち出し、メーンを張った魔裟斗らの試合に並ぶ注目を集めた。
小学4年でキックボクシングを始めたHIROYAはユース世代のトップランナー。中学卒業直後の昨年4月、K―1デビューをKO勝利で飾った。今はキックの本場タイで武者修行しながらK―1のリングで6勝1敗の戦績を誇ってきた。対する藤は今春、中学を卒業。在学中にJ―NETWORKというキックの大会で王者になっている。 この日の試合は経験に勝るHIROYAが一枚上手だった。序盤から右のカウンターやローキックなど多彩な攻めでペースをつかむ。藤は前げりで猛攻を食い止めようとするが、後の攻撃が続かない。 HIROYAが見せ場をつくったのは最終3ラウンド。右フックから左ボディーパンチをぶち込むと、藤の腰が落ちた。ダウンは奪えなかったが文句なしの判定勝ちだ。 試合後、HIROYAは「倒しにいこうと力が入りすぎた。(攻撃を)細かくまとめる大人の試合ができなかった」と反省した。6700人の観衆の前でも物おじせず、力強いファイトを見せたリングで「僕を知らない人はたくさんいると思いますけど、覚えてもらえるように頑張る」とアピールした。 「力を出し切れなかった」と肩を落とした藤も「再戦したいか」と聞かれると「もちろん」と即答。この日は第1試合で18歳の瀧谷渉太が勝利を収めるなどユース世代が光った。 K―1中量級を引っ張ってきた魔裟斗も29歳。後に続く世代の成長が望まれる。谷川貞治イベントプロデューサーは「16歳と15歳があんなに緊張感を持って戦っている。格闘技界の者は皆、見習わなければいけない」と絶賛。年内にはユース選手を集めた大会も計画しており、「選手の同級生も見に来る、甲子園のような大会にしたい」と話している。(広部憲太郎) PR情報 |
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