
2008年4月20日
背筋の伸びた騎乗姿勢が美しい。幼いころ、バレエを習っていた。「3歳からやっていました。馬術にも役に立っているような気がします」。馬場馬術は人と馬が協力して優雅に舞う採点種目。美しく見せる点はバレエと共通する。
小学6年の時、乗馬を始めた。大学卒業後は実家でもある横浜のアシェンダ乗馬学校でインストラクターを務めていた。ずっと大会に出場してはいたが、五輪を目指す気になったのは最近のことだ。
06年の全日本馬場馬術選手権で3位に終わった。その前年に出会った競技馬ランボーは素晴らしい才能の持ち主だった。勝つ自信があったのに負けた。その悔しさがバネになった。07年、ランボーとともにドイツへ渡り、馬場馬術の強国で腕を磨いた。そして五輪代表の座を射止めた。
妻であり、母でもある。「私は恵まれている。大家族なので、娘のこともみんなが助けてくれます」。この間、娘の美樹さん(10)と離ればなれになっても、馬術に打ち込むことができた。「五輪では観客を魅了するような演技をしたい」
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きたい・ゆうこ 本名は松元裕子。神奈川県出身、青学大出。35歳。父北井修さん、夫の松元崇志さんも馬術選手という馬術一家。愛馬ランボーは「体のラインがきれい。乗り心地はしなやかで柔らかい」。