現在位置:
  1. asahi.com
  2. スポーツ
  3. コラム
  4. スポーツ人物館〈北京五輪代表編〉
  5. 記事

スポーツ人物館〈北京五輪代表編〉

根性満点「流転の女王」 藤野舞子(競泳)

2008年4月23日

写真女子400メートル個人メドレーで五輪代表となり声援に応える藤野舞子=越田省吾撮影

 「流転の女王」が、ついに夢の切符をつかんだ。「全部、五輪への試練だと思ってやってきた。今思えば良かった」。2位で北京行きを決めた15日の日本選手権、女子400メートル個人メドレー。インタビューで、目を潤ませながら語った。

 200メートルで2度、400メートルで4度、日本選手権を制した第一人者。だが、アテネ五輪をかけた04年はよもやの敗退。声を上げて泣き崩れた。

 この前後、練習場が使えなくなるアクシデントが続いた。03年にはプールの入ったビルが突然閉鎖。移ったプールも05年、雪の重みで屋根に穴が開いた。その後は練習場を転々とする生活に。元々、抜かれても必死で食らいつく勝負根性が売りだが、苦難の連続でメンタル面がさらに強化された印象だ。今回、「正直、4年前の記憶が残っていて怖かった」と漏らしたものの、それも乗り越えた。

 半面、将来の夢を「ステキなお嫁さん。幸せに暮らす専業主婦」と可愛らしく言う24歳。「体が続く限りは水泳をしたい。本番ではメダル争いに絡めるよう頑張る」。晴れの舞台ですべてをぶつける。

    *

 ふじの・まいこ 83年5月生まれ。東京・武蔵野高、拓大出、FBインターナショナル所属。03、05年世界選手権代表。女子200メートル、400メートル個人メドレー短水路日本記録保持者。身長161センチ、体重57キロ。

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内