
2008年4月24日
大場翔太=恒成利幸撮影
鉄腕である。
昨秋の明治神宮大会では準々決勝から3日間で3連続完投勝利。東洋大を初優勝に導いた。ソフトバンクの王監督は、その姿にほれた。ドラフトで彼を引き当てた日は、この上なくご機嫌だった。「九州のファンには、彼みたいな豪快な男がウケるんだよ」
確かに豪快だ。1イニングに3本塁打も打たれたかと思えば、次の試合は16三振も奪ってしまう。
こだわりの男でもある。
昨冬、取材の最後に色紙を渡して「好きな言葉を書いてくれますか」と頼んだ。すると彼は「好きな言葉はないです。言葉って薄っぺらいと思うんです」。
一方で「天然キャラ」ぶりもいかんなく発揮。デビュー戦の試合中、ベンチで2リットルのペットボトルから、500ミリリットルのボトルに、必死で水を移し替えていた。巨人で対戦したい打者を聞かれ、「カブレラ(西武→オリックス)さんです」と即答。先輩捕手に「その天然なんとかしろ」と言われると、真顔で「ありがとうございます」。
鉄腕よ、恐るべし。
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おおば・しょうた 東京都出身の22歳。千葉・八千代松陰高から入った東洋大では通算410奪三振などの東都大学新記録を樹立。昨秋のドラフトでは6球団が競合した。背番号は17。愛称は「ばっさん」。
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スター候補を紹介する。