
2008年4月29日
櫟浦大亮
「重圧を感じるが、期待されるのはうれしい」。12日の関西学生リーグ初戦に1番・右翼で先発。関学大・清水監督は興奮気味に、「(88年春の)田口以来の1年生開幕スタメンや」。
でも、勘違いで、間に2人いた。リーグの通算最多安打記録(123本)を持ち、大リーグ・フィリーズで活躍する大先輩と比べたくなるほど、評価は高い。
自分の役割をよく知っている。際どいボールはファウルで逃げて粘る。鋭いフルスイングを見せたかと思えば、次の瞬間にはセーフティーバントの構えで相手を揺さぶる。二岡(巨人)や大隣(ソフトバンク)を指導した近大の榎本監督も「嫌らしい1番打者が出てきた」と警戒する。
昨夏、広陵高(広島)の1番・中堅として甲子園に出場。佐賀北との決勝では終盤までリードしながら、満塁本塁打を浴びて逆転負け。初優勝を逃した。「あの悔しさをバネにして、大学では結果を残したい」
現リーグになった82年以降、チームの優勝は93年春だけ。「関西制覇のためにどんな形でもチームに貢献する」。166センチの小さな体に、大きな夢を背負う。
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とちうら・だいすけ 広島市出身。小学2年から野球を始める。広陵高では07年春の選抜で8強、夏の選手権では準優勝。大学での目標の一つは「通算100安打」。左投左打、18歳。