
2008年5月11日
日産自動車の熊代内野手
50メートルを6秒で走り、投げれば最速145キロ。エースで4番だった高校時代は通算44本塁打をかっ飛ばした。そんな万能男が今、内野手に挑戦している。
「投手に未練は少しある。でも、全国には佐藤由規(よしのり、=ヤクルト)のように、僕以上の投手がいた」。昨夏、日本高校選抜の米国遠征に参加。夢を語り合った一方、自らの実力も客観視できた。「一年でも長く野球をやるにはどうするかを考えた」。結論は、元々自信があった打撃を生かす野手転向。プロ志望届は出さず、社会人の強豪・日産自動車に進んだ。
チームでは英才教育の真っ最中。3月下旬から早くも中軸を任され、4月の公式戦では初本塁打を放った。「右手で押し込むように打つ。木製バットを扱うコツが分かってきた」。練習後は決まって特守。一本でも多くノックを受け、グラブさばきを覚える。
プロに行った仲間は気になる。「もう活躍しているヤツもいる。すごいと思うけど、待っとけ!」。大学より1年早くプロ入りできると選んだ社会人。3年後のドラフト会議で笑うため、力を蓄える。
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くましろ・まさと 89年、愛媛県久万高原町生まれ。今治西高時代は2年生の夏、3年生の春、夏と甲子園に出場し、昨秋の国体では優勝。好きな食べ物はイチゴとナシ。身長175センチ、体重72キロ。