
2008年5月16日
坂本勇人=竹花徹朗撮影
何か、光るものを持っている。プロ1号は阪神戦での満塁弾。得点圏に走者を置くと、打率は1割近く跳ね上がる。体はまだ細くても、放つ光は1等星級だ。
下位だった打順は1番になり、ここ11試合は2番に座る。「巨人の1軍にいることを楽しんでいる」
死球が当たっても痛がるそぶりも見せず「若いから大丈夫」とおどける。「ジャンルを問わず好き」な漫画を読んでリラックスし、注目度が高い中でも「らしさ」は失わない。
巨人では松井(ヤンキース)以来、14年ぶり10代での開幕戦先発。そう話題になったのがずいぶん昔に思えるほどとけ込んでいる。
開幕から1カ月半。相手投手の攻めも、当然、厳しくなってきた。加えて、ほぼフル出場を続ける疲れ。一時は3割を超えた打率も2割4分5厘まで下がってきた。
だが、「全然疲れてない。配球の変化は感じているので、一打席一打席、反省し、成長していきたい」と言い訳はしない。20日からの交流戦。楽しみなのは、小学生時代にバッテリーを組んだ一歩先行く田中投手(楽天)との対決だ。
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さかもと・はやと 88年、兵庫県生まれ。青森・光星学院高では3年春に選抜に出場。プロ1年目の昨年終盤、優勝争いをする中日戦でプロ初安打となる決勝適時打を放った。183センチ、78キロ。