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スポーツ人物館〈北京五輪代表編〉

努力実った「何でも屋」 森重真人(サッカー)

2008年7月16日

写真森重真人=杉本康弘撮影

 左右のサイドバックやセンターバックにボランチ。5月のトゥーロン国際大会では、ポジションを問わない万能ぶりを見せた。

 初めてのポジションもあった。「どこでもいい。与えられた役割を考えて期待に応えるだけ」と器用にこなし、五輪男子代表の反町監督の信頼を得た。

 ポジションにこだわりがある方だった。中学3年でFWからボランチに替えられた。今でも得点への意欲は強く、当時は「なんで」と不満でいっぱいだった。

 それでも言われたポジションを黙々とつとめているとプロへの誘いがあった。大分でも慣れないセンターバックをこなしているうちに、五輪代表に呼ばれた。「言われたポジションで持ち味を出したから自分は上に上がれた」。そう思うからこそ、どんな役割を任されても必死に取り組む。

 実は、もう一つ武器がある。トゥーロン国際大会のPKでは、緊迫した中、GKの動きを見て2回も中央にけり込み、「真ん中しかけれませんから」と涼しい顔をみせた。きまじめなようで、大胆な一面も。大舞台では生きるはずだ。(河野正樹)

    *

もりしげ・まさと 87年、広島県出身。広島皆実高から06年に大分に加入。07年には20歳以下(U20)日本代表としてU20W杯カナダ大会に出場。U23代表には2月から参加。179センチ、72キロ。

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