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スポーツ人物館〈北京五輪代表編〉

練習に泣き試合で笑う 川内将嗣(ボクシング)

2008年7月18日

写真川内将嗣

 昨年の世界選手権ライトウエルター級(64キロまで)で銅メダルを獲得した。日本勢としては29年ぶり2人目の快挙だった。

 高校でボクシングを始めた。中学生の時に元世界王者の辰吉丈一郎の試合をテレビで見て「最終ラウンドを見ていたら、自分でも勝てるんじゃないかと思った」。勝手な思いこみがきっかけだった。

 川内の良さは「センス」だと言われる。「パンチを出すタイミングがいい」と日本連盟の本博国(もとひろくに)・強化委員長。その秘密は中学を卒業するまでやっていた剣道だという声が多い。「剣道は一瞬のタイミングで決まる。集中力が違う。相手のモーションが読みやすい」と川内は言う。

 もう一つ良さがある。それは努力。「センスがいいやつは、だいたい練習しないものなんだけどね」と本・委員長。「練習で泣いてもいいから、試合で笑いたい」。それが川内の気構えだ。

 日本勢が五輪でメダルをとれば40年ぶり。「メダルを狙いつつも、負けても後悔しないように挑戦したい」。1年前の快挙の再現を狙う。(小田邦彦)

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 かわち・まさつぐ 85年、佐賀県生まれ。専大出、自衛隊所属。佐賀龍谷高時代に高校3冠を達成。05年から全日本選手権3連覇中。サウスポー。178センチ、64キロ。

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