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スポーツ人物館〈北京五輪代表編〉

文武両道、跳躍力が武器 福沢達哉(バレーボール)

2008年7月25日

写真福沢達哉

 男子16年ぶりの五輪キップをつかんでも、ちょっと複雑な表情でたたずんだ。6月の最終予選、アルゼンチン戦。「うれしくて涙も出たけど、本当はコートの上に立って、喜びを味わいたかった」。最終予選を通じて、出番はほとんど回ってこなかった。

 滞空時間の長いジャンプからスパイクを繰り出す。サイドアタッカーとしては長身ではないが、「ジャンプ力には自信がある」。最高到達点357センチは全日本で一、二を争う。

 プレミアリーグ勢が公式戦で忙しかった2、3月。同じく大学生の清水邦広(東海大)と2人きりの合宿で、植田辰哉監督にしごかれた。弱点のサーブレシーブだけを重点的に鍛えられた。「高さという武器はあるんだから、もっと守備を安定させれば6人に入れる力はあるんだぞ」。監督の言葉を励みに、北京でのレギュラー入りを狙う。

 文武両道。中央大法学部にはスポーツの推薦ではなく、合格した。「でも今は100%、バレーボール。五輪は誰もが立てる場所じゃないですから」。法曹界を目指すとしても、まだ先だ。

    *

 ふくざわ・たつや 86年7月、京都市生まれ。04年高校総体で主将として京都・洛南高を初の全国制覇に導く。翌年のワールドリーグで、初の全日本入り。中大4年。189センチ、84キロ。(平井隆介)

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