ウッズの人生、書き足りない 舩越園子
(2019/3/7)
初めてこのコラムを書いたのは２００２年４月。「テーマはゴルフ。幅広い読者が面白いと感じてくれる内容を」と依頼された。だが、新聞コラムも全国デビューも初挑戦だった私には、何をどう書けば「面白い」のかが、全然ピンと来ていなかった。 当時はタイガー・ウッズ（米）の…
トーマス、美しき惜敗 舩越園子(2019/2/21)
先週の米ツアー大会、ジェネシス・オープンで２５歳のジャスティン・トーマス（米）が「またしても」惜敗した。 トーマスはメジャー１勝を含む通算９勝を挙げ、世界一にも輝いた実績の持ち主。しかし、私の記憶の中で「勝ったトーマス」より「負けたトーマス」のほうが印象が強…
誰かのための勝利、ついに 舩越園子(2019/2/7)
米ツアーのフェニックス・オープンでリッキー・ファウラー（米）がついに勝利を挙げた。 同大会１１年連続出場。何度も優勝に王手をかけ、そのたびに悔し涙をのんできた。この大会のみならず、他大会でもメジャー大会でも、何度も惜敗を繰り返してきた。だが、それでも人々がフ…
愛すべきグッドルーザー 舩越園子(2019/1/24)
先週の米ツアー大会、デザート・クラシックは、初日から首位を独走していた４８歳のフィル・ミケルソン（米）の通算４４勝目に期待が集まっていた。だが、肝心の最終日、彼は遅咲きの新人に逆転され、１打差の２位に甘んじた。 勝てそうで勝てず、悔しさをかみ締める。そんなミ…
家族がいてくれたから 舩越園子(2019/1/10)
米ツアーの新年初戦となったセントリー・チャンピオンズは、２５歳のザンダー・シャウフェレ（米）が５打差から巻き返す大逆転勝利で幕を閉じた。 同時にそれは、勝利を信じて戦った３４歳のゲーリー・ウッドランド（米）が「また負けた」ことを意味していた。 ２００９年から…
復活ウッズ、感謝の１年 舩越園子(2018/12/20)
１９９６年のプロデビュー以来、年の瀬にタイガー・ウッズ（米）の話を聞くことは米ゴルフ界の風物詩になっている。 １２月３０日に誕生日を迎えるたびに、ウッズは「もっと勝ちたい」「勝つためにゴルフをやっている」と言い続けてきた。 昨年４月に４度目の腰の手術を受けて…
惜しみない恩返し 舩越園子(2018/12/6)
バハマで開催されたヒーロー・ワールド・チャレンジで優勝したジョン・ラーム（スペイン）は、勝利を競い合ったトニー・フィナウ（米）のことを「世界一、いいやつ」と興奮気味に振り返り、米ＴＶ解説者も「フィナウは必ず世界一になる」と絶賛していた。 両親はトンガとサモア…
中西哲生 日本ヂカラスポーツで嫌な予感、どうプレーする(10/18)
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