(24日、日本五輪代表2―1豪州五輪代表)
内田、長友という日本代表でも先発をうかがう両サイドバックを擁する五輪代表。「サイドバックが攻め上がらないと、日本の良さは出せない」。本田圭が言い切るように、2人の攻撃参加が、チームの出来を左右する。
出足は好調。特に右サイドの内田は、周囲を置き去りにするスピードで攻め上がり、2度、3度と好機を作った。「リズムを先につかみたかったから、仕掛けていった」と内田。前半34分にミスから失点したが、試合の流れは日本がつかんでいた。
前半41分の同点ゴールも内田が起点。右サイドに出たこぼれ球を拾うと、ドリブルで切り込み、ゴール前にパス。李がスルーして森本につなぎ、最後は香川が押し込んだ。「内田の前で、1人、2人と動いての得点。チームの立ち上げからずっとやってきた成果が出た」と、反町監督は合格点を出した。
気温28.6度、湿度67%の中で、運動量の低下が心配されたが、「最後までサイドの動きは落ちなかった」と指揮官。同様の暑さが予想される五輪本番への自信も深めた。
後半ロスタイムに勝ち越し、五輪前の2戦を気分良く滑り出した。それでも、内田は「もうちょっと左サイドも使いたかった」。相棒の長友の攻撃参加が少なかったことを課題にあげた。その長友は「2人が上がりすぎないようにしたが、もっともっとやれた」と余力は十分。切れ味あるサイド攻撃をさらに磨き、五輪に乗り込む。(藤田淳)