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第1戦を2―0で制していても、今の柏に計算して戦う余裕はない。波戸は言う。「柏の悪いところは立ち上がりに失点して崩れること。相手に勢いを与えないためにも、先制点を取られないことを気をつけた」
その言葉通り、序盤から慎重だった。果敢に前に出ることなく、引いて構えて速攻を狙った。「つなぐよりも前にけれと言われた」と永田。第2戦を前に早野監督が出した指示は、危険を冒さない試合運びだった。
守備は相手の無駄なパス回しにも助けられ、危ない場面はわずか。前半をシナリオ通りの無失点にしのいだことで選手たちは「いける」と確信した。
先制ゴールは後半12分。相手のボールをカットして速攻。最後は宇野沢がけり込んだ。この段階で勝負は決まったようなもの。押せ押せムードになり、波戸がゴール。3月のJ1開幕戦以来のホームでの勝利で残留を決めた。
終わって見れば、柏が2試合とも勝ち、J1の意地を見せた格好だ。
ただ、これで喜んでばかりはいられない。ここ数年の低迷を考えれば、心配はつきない。早野監督も「これで満足していたら、また同じことを繰り返してしまう」と言った。今の柏には根本的な改革が求められている。
(12/13 16:53)
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