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走れぬ鹿島、5試合勝利なし Jリーグ

2008年05月01日11時23分

(30日、鹿島2―2神戸)

写真

後半、ゴール前で神戸守備陣のマークを受ける鹿島・マルキーニョス=細川卓撮影

 終了間際に追いついての引き分けも、観客席からはブーイングを浴びた。開幕ダッシュの勢いは消えた。鹿島がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を含めて5試合、勝利から遠ざかった。

 二つの失点場面は好調時ならあり得なかった。「ちょっとした注意力の問題なのだが」。GK曽ケ端は何度も首をかしげた。

 先制した矢先の後半25分。攻め込んで一息ついた時だった。相手が敵陣からけったFKを中盤で一度つながれただけで、吉田をフリーにして決められた。

 2失点目は中盤右の大ざっぱなクロスから。曽ケ端と中後がお見合いするような形で触れなかった浮き球を大久保にかっさらわれた。

 攻守とも豊富な運動量が基盤の今季。「この戦い方をずっと続けられるのか……」。開幕時に鈴木強化部長が抱いた懸念は現実となっている。

 5大会ぶりに挑むACLの影響で疲労は濃く、けが人も絶えない。パス回しの速度が鈍り、攻めあぐねるうちに体力と集中力が落ちてピンチを招く悪循環に陥っている。

 攻撃で長い縦パスを多用するなど「省エネ」の工夫は試みているが、国内外の移動に短い試合間隔が重なり「どうしても体力回復が優先。練習ですり合わせる時間が足りない」(青木)のが現状だ。

 「悪い時は悪いなりに戦わないと」と繰り返すのは主将の小笠原。様々な負の要素への対応力が問われている。(中川文如)

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