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したたかFC東京 戦術柔軟、大勝2位

2008年05月04日11時04分

(3日、FC東京3―0大宮)

 一見、出合い頭。FC東京サポーターもあっけにとられるような前半の2得点で試合を決めた。

 15分、DF藤山が無造作に前線にけった球を、MF梶山が頭のてっぺんに当てた。ふわりとしたシュートが大宮GKの背後に飛び、先取点となった。「(守備ラインの)裏が空いていたんで」と本人はあっさりしていた。32分は味方GKのロングキックをFWカボレが右足で軽く合わせ、またもGKの頭上を抜いた。

 今季就任した城福監督が目指すのは「人もボールも動くサッカー」と紹介される。短いパスをテンポ良くつなぐのが理想型とすると、二つの得点シーンは程遠い。会見で問われたが、「目指すのは勝つサッカー。その有効手段として球を動かすということ。(目指すものは)ぶれていない」。追及めいた質問を気にもとめなかった。

 対戦した大宮は、中盤の狭い局面でのボール奪取に優れる。相手の長所を消すDF背後へのロングボールの活用は狙い通りということだ。

 勝つために手段は柔軟に変える。城福監督率いるFC東京の強みだ。課題の守備は2試合連続の無失点。試合後の選手は「やろうとしたゲームが出来た」と満足感を漂わせた。

 後半、だめ押しの3点目を決めたDF長友は監督のもとに真っ先に駆け寄り、抱きついた。「このチームがあるのは監督のおかげだから」(有田憲一)

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