選手に指示を出すイングランドのカペロ監督=ロイター
選手の動きを見つめるイタリアのリッピ監督=AP
年内の日程は、サンマリノ―チェコ(11月)を残すだけでほぼ消化した。6月の欧州選手権から4カ月。監督を代えて成功している強豪が目立つ。
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イングランドは劇的に変化した。欧州選手権で予選落ちした後、カペロ監督を迎えた。準備期間がたっぷりあったイタリアの名将は、イングランド初のW杯予選開幕4連勝で応えた。
厳しい規律を求めることで知られ、予選初戦後に指示通りのプレーをしなかったと一部の選手を批判した。その1人は勝ち気なFWルーニー。だが、ふてくされるどころか、その後の3試合で5得点をマーク。22歳は「監督が動きやポジション取りでアドバイスをくれる。話し、練習し、うまくなるのが楽しみだ」と心酔している。
「厳格さはもちろんだが、才能ある選手に活力を発揮させる術(すべ)がイングランドにインパクトを与えた」(ガーディアン紙)とメディアも賛辞を惜しまない。英語を話せない外国人の起用に懐疑的だった当初がウソのようだ。
イタリアは欧州選手権で8強に終わり、ドナドニ監督に代えリッピ氏を復帰させた。06年W杯優勝監督だが、世代交代を図る。15日のモンテネグロ戦は06年W杯後の選手を4人起用。24歳のアクイラーニの2得点で勝利した。
この試合でイタリア代表監督として30試合連続無敗とし、34、38年W杯を連覇したポッツォ監督の記録に並んだ。「すばらしいことだ。新チームの出来上がりがまたすばらしい」。AP通信が伝えた試合後の指揮官のコメントは手応えにあふれている。
6月に欧州王者となったスペインは、アラゴネス監督のパスサッカーをデルボスケ監督が継承して予選4戦全勝。こちらは2監督を通じて27試合無敗が続く。オランダは、ファンマルウェイク監督が3戦全勝のスタートを切った。
一方で、ケイロス監督の就任したポルトガルが1勝1敗2分けと振るわない例も。ここ2試合はエース、ロナルドがけがから復帰を果たしながらチームは無得点と、決定力に苦しんでいる。欧州選手権で1次リーグ敗退を喫したフランスはドメネク監督が留任したものの、予選初戦でオーストリアに敗れて解任論が再燃した。(ロンドン=村上研志)