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日本代表、どう進化 オシム監督インタビュー

2007年01月16日11時00分

 07年は、イビチャ・オシム監督(65)による日本代表のチームづくりが本格化する。7月に3連覇のかかるアジアカップを控え、春にも海外組の招集が確実視される。06年に一新したチームを、どう進化させていくのか。インタビューに答えた。

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 ――まず、06年の成果は。

 「私ではなく、みなさんがどう評価するか。サッカーに限らず、日本は平均点で満足しないお国柄だ。経済や政治も含め、あらゆる分野でトップクラスになるのは簡単ではない。伝統や経験は、お金で買えないからだ。買うことができれば、日本はすぐ世界のトップ3にはなれる」

 ――07年は、どう強化を進めるか。

 「進歩し続ける世界の水準と比べてどうか、常に頭に置く必要がある。日本が大股で歩けば追いつけるものではないし、大股すぎると本当の意味で進歩していない可能性もある。ただ、今の代表には伸びしろが多いと思う。最大の問題は、一緒に練習できる時間をどれだけ取れるか。Jリーグのクラブと代表の方向性が一致していれば問題ないが、クラブにはそれぞれ別の目標がある」

 「ジーコ前監督のチームは、ある痕跡を残した。つまりアジア王者(04年アジア杯優勝)になった。しかし、当時と今は、同じ代表という名前でも違うチームだ。アジア諸国の急速な進歩も、当時とは異なる要素。W杯予選の突破が目標であることは変わらないが、今と同じ力では難しい」

 ――06年は様々な選手を呼んだが、この傾向は07年も続くのか。

 「代表のドアは誰にでも開かれているが、ヒントを差し上げよう。昨年7試合に呼んだ選手を比較してほしい。誰が何回、どのように呼ばれたか。しかし、最終解答については、FWなどで問題がある。つまり決定力の部分だ。FWの能力の低さだけでは片づけられない問題だが」

 「球をつなげるストッパー(中央のDF)が少ないことは日本の問題点だ。ただ、レギュラーが保証されているわけではないが、闘莉王(浦和)や阿部(千葉)に加えて鈴木(浦和)、今野(FC東京)、水本(千葉)、坪井(浦和)。彼らが中心のグループで、守備の問題はある程度まで解決できると思っている」

 ――「リスクを冒す」精神は定着したか。

 「私が就任し、すぐに変化が起きれば物事は簡単だ。特にDFの頭の中を変えるのは一晩では難しい。彼らは(攻めるチャンスがあっても)ハーフウエーラインを見ると条件反射的にストップする。それが良いのか悪いのかは私にもわからないけれど」

 ――代表監督を引き受けて幸せか。

 「どういう意味? 幸せのみを感じる人間は正常ではない。私はまだ自分が正常だと思っている。考えない人だけが、幸せになることがある」

◆07年前半の日本代表の予定

2月15日

 〜19日 国内合宿          

3月24日 親善試合(未定)  

 6月上旬 キリン杯(未定)  

 7月9日 アジア杯1次リーグ(カタール)

  13日   〃  1次リーグ(アラブ首長国連邦)

  16日   〃  1次リーグ(ベトナム)

  21日   〃  準々決勝

  25日   〃  準決勝

  28日   〃  3位決定戦

  29日   〃  決勝

(カッコ内は対戦相手。アジア杯は インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムの共催)

◆オシム代表での出場試合数

 【全7試合】川口(磐田)、三都主(ザルツブルク)、鈴木(浦和)

 【6試合】駒野(広島)、阿部(千葉)、巻(千葉)、我那覇(川崎(4))、佐藤寿(広島(5))

 【5試合】闘莉王(浦和)、羽生(千葉(4))

 【4試合】坪井(浦和)、加地(ガ大阪)、遠藤(ガ大阪)、田中達(浦和)

 【3試合】中村憲(川崎(1))、今野(FC東京)、山岸智(千葉(1))、長谷部(浦和(2))

(3試合以上。カッコ内数字は途中出場試合数)

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