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日本またも決定力不足を露呈 オーストリア戦

2007年09月09日12時03分

 試合後の記者会見でオーストリアのヒッケルスベルガー監督が遠慮なく言った。

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オーストリア選手と競り合う田中達(左)=AP

 「日本には国際レベルのFWがいない。だから無失点で乗り切れた」

 「鮮やかなコンビでパスをつなぐが、最後の16メートル(ペナルティーエリアの長さ)がよくない」

 自分のチームはまったくいいところがなく、地元ファンから大ブーイングを浴びた腹いせで指摘したのかもしれない。だが真実を突いていた。

 日本には、MF陣が作ったチャンスはあった。前半のロスタイム、相手ゴール前で巧みに動いた中村俊がフリーとなり、稲本からスルーパスが渡って絶好機になった。後半に交代出場した中村憲は敵陣左で判断良く中距離シュート。いずれもGKの好守に阻まれたが、惜しい場面だった。

 逆にFWが輝いたシーンは少なかった。後半開始早々にDFからのロングボールを矢野が頭で前に送り、走り込んだ田中達がシュートまで持ち込んだ場面ぐらいか。前半22分の直接FKでGKがシュートをつかみ損ねた場面では、田中達のシュートが空のゴールのポストをたたいた。惜しいというよりも、なぜ決めない、といういら立ちが残るシーンだった。

 「悪くない試合だった。決定力不足につける特効薬は世界中で探しているがまだ見つかっていない」と表情を変えずにかわしたオシム監督。だが、心中が穏やかなはずがない。〈7日、日本0―0(PK3―4)オーストリア〉

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