日本サッカー協会の元会長で、6月2日に77歳で亡くなった長沼健さんの「お別れの会」が18日、約700人が参列して東京都内のホテルで行われた。サッカー関係者に限らず、スポーツ界から広く参列者が集まり、「健さん」の愛称で親しまれた故人の人柄をしのばせた。
協会名誉総裁の高円宮妃殿下をはじめ、長沼さんが監督を務めたメキシコ五輪で銅メダル獲得に導いたコーチのクラマー氏もドイツから駆けつけた。同五輪でコーチだった岡野俊一郎・協会最高顧問が「サッカーを心から愛し、仲間から愛された健さん。さようなら」と涙声で弔辞を述べた。
日本代表チームの岡田武史監督は「自分から表には出ず、常に後ろから支えてくれる人だった」と思い出を語り、12日に就任したばかりの犬飼基昭協会会長は「浦和社長時代に、いいサッカーをさせろとよく言われた。後を任された者として緊張感が出てくる」と話した。一般向けの第2部にも300人を超える人々が献花の列を作った。