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小野、健在2発 代表復帰へ熱い思い

2007年07月01日12時39分

 自らの足でJ1出場100試合目を祝った。浦和のMF小野の2ゴール。テクニシャンらしく、弾道はどちらも柔らかい弧だった。

 先制点はゴール前左寄りのFKから。名手のMF阿部もボール脇に立ったが、「自分でけると決めていた」。右足で壁を越すと、ゴール左隅にボールを落とした。

 そして、25メートルはある、相手GKの頭上を抜くループシュート。「いいところに転がってきたから。ボールを(ネットに)置くだけでした」。時間をかけずに、ワンタッチでこぼれ球をとらえる。状況を把握しつくした技ありゴールだ。

 4試合ぶりの先発は、MFポンテが累積警告で出場停止になって巡ってきた。しかもポジションは得意のトップ下だ。だからこそ、まだ物足りなかった。「3点目を狙っていた? 当然です」。ゴール前で相手DFをあざ笑うようなドリブルを仕掛けた。

 節目の試合を、意識はしなかったという。「フェイエノールト(オランダ)時代も、出場100試合目でFKを決めた。何か、神がくれたのかもしれない」

 10代でW杯デビューした27歳も、日本代表からは約1年遠ざかる。司令塔として味方を動かすことに喜んだのと比べ、変化も見せ始めた。「周囲を生かしながら、自分が生かされることも考えている」

 突いて出たのはオシム代表監督を意識したような言葉。アジア杯に向かう代表が気にならないはずはない。柔らかい弾道の裏に、ごつごつした思いがあった。〈6月30日、浦和2―0磐田〉

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